小児科 すこやかアレルギークリニック

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謹賀新年
2009年01月01日 更新

明けましておめでとうございます。いよいよ2009年ですね。

当院は、今年も困っている患者さんのために、時間をかけて説明して、こどもの嫌がる点滴や検査を極力しない、良心的な医療を心掛けていこうと思っています。

患者さん達に理解しておいて頂きたいことがあります。小児科医なら誰でもぜんそくやアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの診療をしています。開業の先生は軒並み「小児科、アレルギー科」という看板を挙げています。

アレルギーは慢性の病気であり、こだわって勉強している「小児科、アレルギー科」の医師は治療の“引き出し”を沢山持っています。私はどんな患者さんでも全て完璧に対応できるというつもりもありませんが、そうできることを願って日々努力しているつもりです。専門的に勉強して努力していると、同じ「小児科、アレルギー科」でも診療に差が出てしまいます。2008年も「小児科、アレルギー科」に通院していて症状の改善しなかったアレルギーのお子さんを大勢治療してきました。

治療しているのに良くならないのは、理由があります。そこを見極める努力をしないと先に進めないのです。その原因を冷静に追求する医者としての目が不可欠です。往々にして時間をかけない問診や診察では答えが見つかりません。ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの診断が的確になされていない場合があります。また、診断はついているのに、重症度が軽く判断されて、弱い治療が行われているために症状が安定していないケースもあります。

2008年12月に小児ぜんそくの治療のガイドラインが改訂になりました。当院は、患者さんのために医学的に正しくて新しく、安全な治療を心掛けています。このガイドライン通りの治療をしていれば、頻繁に点滴をするような治療がなされることはまずありません。咳き込みさえも、ほとんどみられなくなると思います。2008年も前医で点滴を繰り返していた患者さんが多く当院を受診されました。典型的なぜんそくと考えられるのにマイコプラズマと診断されているお子さんもいました。患者さん一人一人が的確な治療がなされていない可能性があります。

私が治療不足がよくないと強調するにはれっきとした理由があります。ぜんそくは発作を繰り返す度に、より発作を起こしやすくなるのです。中にはかなり重いお子さんもいらっしゃいます。

一日も早く適切な治療することで、更なる悪化を防ぐことができる可能性が高いのです。いつも言っている通り、点滴を繰り返すことで「入院しなくて良かった」と思っていても、それはキツい言い方かもしれませんが、その場しのぎなだけなのです。点滴を繰り返すお子さんは、まず間違いなく予防的な治療が必要になると思います。そうすることで初めて“ぜんそくの治療をしている”ことになると言えると思っています。

何度も同じことを言っているとお思いかもしれませんが、開院して1年以上経っても、治療不足で症状の安定しないこども達がかなりの頻度で初診されているのです。どうしても必要なこと、患者さんに伝えたいことは繰り返し強調しないと「力」になりません。また、このホームページをご覧になっているのは上越市の方だけとは限りません。私が診察させて頂くことはないでしょうが、県外にも「うちの子のぜんそく治療はこれでいいのだろうか?」という問題意識を持って頂きたいと思うのです。

当院は、上越市だけでなく市外からも多く患者さんが受診されます。その経験から言わせて頂くと、小児科医の全てが前述のガイドライン通りに治療しているとは限らないのです。小児ぜんそくの関して言えば、2009年はガイドラインを上越市、そして新潟県内に広めることだと思っています。

2009年も困っている患者さんのご期待に沿えるよう情熱を込めて、一人一人丁寧に診療していきたいと考えています。またこのホームページで、困っている患者さん達に症状が良くなるヒントと言いますか、メッセージをお伝えしていければと思っております。本年も宜しくお願い致します。