インフルエンザワクチンのシーズンになりました。
ワクチンは、インフルエンザの予防にもなりますが、医院にとっての収入にもなります。どこも力が入っていると思います。
当院の場合は、アレルギーの患者さんが多いです。ぜんそくの患者さんがインフルエザにかかると、発作を起こす可能性が高くなります。当院で診ているぜんそく患者さんは、0歳から高校生までいます。乳幼児期はインフルエンザにかかるとかなりの確率で悪化しますが、小学生くらいになると思ったよりも悪化しないこともあります。
ということは、乳幼児の方がワクチン接種を受けた方がいいということになります。しかし、ひとつ問題があります。インフルエンザワクチンをやっても予防できずにインフルエンザにかかってしまうことがあります。そんな時は非常に申し訳ない気持ちになります(涙)。体も弱く、免疫を作るのが上手でない乳幼児なら尚更そんなことが起きやすくなるでしょう。
実際に厚労省のデータとして、1~6歳のこどもでは約20~30%くらいしか発症を阻止できないとも言われています。1歳未満は情報が少なく、やはり20~30%であろうと推測されています。アメリカでは50~60%効くとのデータもるようですが、ここは日本です。こういうネガティブなデータを示さずに、ワクチンを打て打てと勧めるのはおかしいと思っています。
当院の場合は、こういうデータを示した上で、患者さんに選んでもらっています。中には、「今年は止めておきます」と言われる親御さんもおり、その決定を尊重しています。
特に夫婦がまだ若ければワクチンの価格が3000~3500円を2回では、バカにならない出費だと思います。当院は、必要な方に少しでも安くと1回2500円としました。あまりに良心的すぎて、患者さんのお母さんから「経営の方は大丈夫ですか?」と心配されたくらいです(汗)。
当院にかかっているぜんそくの患者さんが、当院でワクチンを受ける予定でいたのに、弟さんが他の医療機関を受診した際に、兄弟ともワクチンを強く勧められたそうです。私自身は、親御さんの希望されるところで受ければいいのにと思うのですが…。私はワクチンを受けるかどうか、どの医療機関で受けるかは、親御さんや患者さんが自由に決めていいと思っています。
昨年、小児アレルギーを売りにして開院させて頂きました。市内に看板も立てず、ほとんど口コミだけで上越市内外からアレルギーの患者さんが受診して下さるようになりました。それなりに頼りにされているのかなという手応えは感じています。あまり医院の「宣伝」を派手にやるのは好きではありません。いつも言っている通り、医者は“技術を売る”ものだと思っているからです。
アレルギーで知名度が上がっても、当院はインフルエンザワクチンを1回2500円でやっていることは、ほとんど知られていないと思います。なるべく安く受けたいと思っている方々のために、宣伝はした方がいいんでしょうかね?。


