小児科 すこやかアレルギークリニック

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多忙の10月
2008年09月20日 更新

来月は「すこやか健康フェア」があります。食物アレルギーで困っている患者さんやその子に関わる方々のために、食物アレルギーに関してより関心を深めて頂きたいと思っています。

当院では、それ以外にもイベントが多いです。これは9月の末ですが、来週の土曜は院内勉強会があります。お題は「こどもの長引く咳」です。咳の長引くお子さんが多いです。マイコプラズマを診断するには血液検査をしなければなりませんが、丁寧な問診と聴診でだいたい予想できます。ですから当院では採血をしなくても、咳が止められずに困ったことという経験がほとんどありません。

長引く咳の原因として、感染症はマイコプラズマやRSウィルス、百日咳が挙げられるでしょう。感染症ではないものとなると、ぜんそくが最多だと思います。咳ぜんそくもありますし、ぜんそくを中心としたその辺の話をしたいと考えています。

「すこやか健康フェア」の当日は、私自身が「食物アレルギー、誤食時の対応」という話をさせて頂きます。その翌日ですが、休むまもなく地元で食物アレルギーの講演を依頼されています。上越地方の栄養士の方々が対象です。対象が“栄養のプロ”なので、ごまかしはききません。私は小児科医の食物アレルギーのプロとして、皆さんに納得して頂ける話をしなければなりません。卵と乳と小麦アレルギーがベスト3となっていますが、エビなどの甲殻類、魚類、魚卵のアレルギーもあり、最近ではピーナッツなどのナッツ類、ゴマも増加してきています。栄養士の方々も、アレルギー検査がとても重要と思っていらっしゃると思うので、信用し過ぎると過剰な除去になることをお話しした上で、最近の動向もお話ししようと思っています。

10月下旬には上越の園関係者から食物アレルギーの講演を頼まれています。また、やはり下旬に新潟でアレルギー関係の学会があるそうです。先日急に頼まれたのですが、その会に食物アレルギーの第一人者の先生が来られるので、食物アレルギーの発表をして欲しいということで、その準備もしないといけません。

開業医は、日々の診療の忙殺されて、なかなか対外的な活動ができないことが多いと思います。ただそれでは、私の気が済みません。私の野望は、新潟県のこどものアレルギー医療のレベルと少しでも上げたいということです。専門施設で学んできたことを、困っている患者さんのために提供したいと思っています。ぜんそくやアトピーは他にも任せられる先生がいらっしゃいますので、それはまだいいのですが、食物アレルギーはなかなかそうはいきません。

自分の医院に閉じこもってばかりいると、相当に努力しないと知らないうちに時代遅れの医療しか提供できなくなる恐れがあります。こうやって人前で話したりすることで、その都度新しいことを学び、吸収することがことができるとも思っています。自分でアクションを起こしたり、講演を依頼されたりすることで、自分を鼓舞することができると考えているのです。

そうそう、「すこやか健康フェア」にもう一つの目玉を用意しました。当院かかりつけの患者さんのお母さんにお願いして、アレルギー対応食を実際に作ってきて頂き、それを院内に展示します。正午くらいから展示を予定しています。

当院だけでもかなりの卵やミルクアレルギーの患者さんがいますが、県内にはもっと多くの患者さんがいらっしゃるはずです。食物アレルギーの子を持つお母さんは、意外と周囲に同じ境遇のお母さんがいないため、孤独に落ち入りやすいように思っています。アレルギー対応食の作り方のノウハウなどお母さん同士で情報交換できればいいと思っています。当院がイベントを開催することで、患者さん同士の輪が広がることも期待しています。

こじんまりした医療はしたくないし、独りよがりの医療も自分が恥ずかしいだけです。今後もエネルギッシュにいろいろとやっていきたいと思っています。