少し前のこと、久々に愛車を運転し始めたら、ブレーキの効きがおかしいことにすぐに気付きました。
これは修理に出さないといけないと思い、近くの車屋さんを目指しました。途中でブレーキが効かなくなったらどうしようとヒヤヒヤしましたが、無事に到着しました。昨年、上越市に引っ越してきて最初の車のトラブルでした。そこは初めていく車屋さんでしたが、私はそのお店に修理を任せるつもりでした。
どんな症状なのかを伝え、修理のお願いをすると、担当の方から意外な言葉が返ってきました。「これまでメンテナンスしてくれていたお店に持っていかなくてもいいのですか?」、そう言われました。
幹線道路沿いはもちろん、田舎の道をちょっと走れば、車屋さんは沢山点在しています。数日前に話題に上げた歯医者さんの話ではないですが、ライバルはとても多いはず。お客は他に取られたくないはずなのに、“大人のマナー”を感じました。
当院はアレルギーにこだわっているため、他の医療機関にかかっていた患者さんが来られることが少なくありません。知人のお母さんや幼稚園の先生に受診を勧められたとおっしゃる患者さんも多いです。これまで通院してきた医療機関を替えることは、勇気のいることだと思います。症状が良くなりたいと思っていらっしゃるのだろうし、期待に応えなければならないと俄然力が入ってしまいます。
医学は科学です。スポーツでさえ、敵を研究し戦略を立てなければ勝てない時代になってきています。ぜんそくなら、ぜんそくに関する正しい知識を持たなければなりません。遺伝する確率や頻度、咳の特徴、なぜ咳が出るか、症状、重症度、予後などを殊細かに説明しています。アトピーでも、食物アレルギーでも同じように説明しています。
私の話を聞く中で、信頼して、熱心に耳を傾けて下さいます。アレルギー専門医としてこだわって勉強していますので、どうすれば更に症状が改善するかだいたい分かります。患者さんが一番聞きたいと思われる治療について、私の考えをお話ししています。その上で、どこで治療するか決めて頂きたいと思っています。
私は、治療をどこで受けるかは患者さんの自由だと思っています。最後に、本当に当院での治療を希望されるかどうか意思確認をさせて頂いています。フェアでありたいと思っています。
昨日もそうですが、新患でお困りの患者さんのほとんどに最低20~30分は誠意を持って説明しています。そして、たいていの患者さんがそのまま通院して下さっています。ありがたいことだと思いますし、今後も技術を磨いて、患者さんから選ばれるよう努力をしていかなければならないと考えています。
今後も大人のマナーで、できるだけ多くの困っている患者さんのために役立てるよう頑張っていきたいと思っています。


