小児科 すこやかアレルギークリニック

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イベントまで、あと1か月
2008年09月04日 更新

私の研修先の福岡の病院では、「健康フェア」という患者さんたちに無料で講演や医療相談などをするイベントをやっていました。

これからの医療機関は、患者さんのためになるような正しい情報をどんどん発信していった方がいいと考えています。自院の宣伝という狭い目的でなく、当院にかかりつけかどうかは関係なく、患者さんたちが誤解している知識から正しいものへキチンと認識して頂くためです。それが地域の医療レベルのアップにつながると思います。

これまでの医院は患者さんの受診を“待つ”というスタイルでした。当院は小児アレルギーに力を入れていますが、開院して1年経っても続々とアレルギーで困っている患者さんが受診されています。まだまだそういった患者さんが多いことを示していると思います。多くの患者さんやお子さんを扱う職種の方々に正しい情報を発するためにはどうしたらいいかとなると、自前でイベントを行うしか方法はないのではと考え、このイベントを企画しました。

ということで、研修先の「健康フェア」にならって10月4日(土)に「すこやか健康フェア」を開催します。

アレルギーは、患者さんはもとより、医師の間でも誤解されている部分が多く、適切な医療を受けられないこともあると思います。特に食物アレルギーは、こどもにとって必要な栄養が関わっており、過剰な栄養の除去や制限はお子さんのすこやかな発育発達に悪影響を及ぼしかねません。オーバーに除去されているケースが余りにも多いというのが率直は印象です。

いつも言っている通り、「食物負荷試験」を行って、必要な除去を続け、必要のない除去を解除するのが専門医の間では、当たり前の認識になっていますが、新潟県では残念ながら普及していません。

また、本来なら食物アレルギーは医師と患者さんだけでなく、園や小学校、栄養士などこどもの食に関わる方々がキチンと認識して、スタッフが共通理解のもと、食物アレルギーのお子さんを支えていくべきものです。現時点で、各々が自分の知っている範囲内で努力をされているように見えて仕方ありません。失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、足並みが揃っていないと思うのです。

今回のイベントでは、日本でトップクラスの重症食物アレルギーの患者さんの集まる国立病院機構福岡病院の管理栄養士の池本先生にご講演をお願いしています。医師顔負けの食物アレルギーの知識とともに、栄養バランスや代わりの栄養源に関するノウハウもお持ちの先生です。

よそではなかなか聞けないようなお話が伺えるものだと思っています。これを機会に、お子さんの食物アレルギーに高いレベルで対応できるようにみんなで勉強しようではありませんか。

メインイベントの池本先生のご講演は15時から16時まで。11時からは私が食物アレルギーの誤食時の対応などについてお話しさせて頂きます。また当院の看護師から軟膏の適切な塗り方の実地指導もやってもらうつもりです。私の体が空いていれば、アレルギーに関する個別相談も行いたいと思っています。小さな開業医ではこういった規模でしか行えませんが、今後毎年秋にイベントをやっていくつもりですので、ご期待下さい。