今日、子供のアレルギーについての講演依頼がありました。地元の上越市で、今年の秋に行われる予定です。
「情報発信」って大切なことだと思っています。特にアレルギーは、日頃から症状をしっかり抑えて安定させなければならないのです。それがアレルギーを克服するための最大のポイントだと思っています。
本来なら、軽症の時からキチンと診断して、悪化させないようにすべきなのに、「軽症」だと診断が難しいのだと思いますが、診断が的確に行われていない場合も見受けられます。これはぜんそくもアトピーでも同じことが言えると思います。
当院の場合だと、他の医療機関にかかっていて、よくならないと受診されるケースが多いので、症状の見られはじめたまだ軽い頃から対応させて頂きたいと思っていました。
そのためには、普通は医院の知名度を上げるしかないのです。でも宣伝費もかけられないので、結局は「待つ身」でした。1ヶ月に1回、院内勉強会を行っていますが、当院の認知度の低さもあって、参加者はすごくは多くない現状でした。
一度に50人以上の園関係者の方々の目の前で話をさせて頂けることは、子供のアレルギーという病気をキチンと理解して頂くいい機会だと思っています。また、軽症の状態からアレルギーを治療させて頂けるチャンスを頂けるかもしれないのです。
かかりつけの先生からアトピー性皮膚炎と診断されていなくても、スライドで皮膚の典型的な所見もお示しできますし、体のどういうところにどういった皮膚症状があるとお示しできるので、アトピーの可能性の高い子供たちをピックアップできると考えています。
ぜんそくは、夜間に悪化することが多いのですが、園にいる時も特徴的な症状が見られることがあり、ツボさえ押さえれば、ぜんそくと診断されていない子供たちを拾い上げることができると思っています。そうすることで、早期発見早期治療ができると考えています。
一方、重症の場合も、治療不足のケースもあります。例えば、ぜんそくが重く、吸入ステロイドを処方されていたのに、よくならないこともあるのです。医師は、吸入ステロイドまで使って治療しているのだから、「これ以上は様子を見るしかない」と言われている場合もあります。しかし、医師が思っているよりも患者さんがより重症で、吸入ステロイドの量が少ないだけで、量を増やしたらゼーゼーが聞かれなくなったり、単に大人用の粉の薬を吸えないだけで、子供用のスプレータイプの薬に替えたら、症状が改善したなんてことはあることです。専門医が対応すれば、良くなる余地が残されているケースもあるのです。
アトピーも、ステロイドの副作用を恐れるがあまり、言い方は悪いですが中途半端な薬の使用となり、良くなり切らないケースが残念ながらあまりにも多いのです。ステロイドをよく理解し、キチンと治療すれば、ダラダラ使うよりは薬の使用量を少なくすることができるのです。
かかりつけの先生から治療を受けていて、それでも症状が落ち着かないなら、それで諦めて欲しくないのです。講演という機会をフルに活用して、軽症から重症な患者さんまで現在の症状を改善させる方法があることを知って頂きたいと思います。私の話が、症状がすっきりせずに困っている患者さんの手助けをするヒントになればいいと思っています。
園関係者の皆さんは、アレルギーについて“知っているようで知らない”というのが現状だと思います。ぜんそくでしょっちゅう園を休むようなら、重症度に合った治療でよくなると思います。園で肘や膝を掻きまくっているようでしたら、ごく一部の重症児を除けば、もう少しよくできると思います。食物アレルギーは、一歩間違えばショックを起こし得ます。園で給食を出す場合は、お子さんを預かる身として、食物アレルギーについて最低限の知識を持つべきです。このようなことをお話しさせて頂こうと思っています。
他の園関係者の方もお声掛け頂ければ、対応させて頂きます。子供たちの未来のために、みんなで頑張っていきましょう!。


