小児科 すこやかアレルギークリニック

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聞く耳
2008年06月23日 更新

当院は入院施設を持ちませんが、重症な喘息患者さんも診ています。

入退院を繰り返している患者さんは、本来ならいつ発作を起こすか分からないので、夜間でも対応できる「病院」で治療すべきなのかもしれませんが、最近は小児ぜんそくの外来治療の技術が大幅に進歩しています。初めて当院を受診された時に、「こう治療すれば、入院をしないようにできるはずだ」と考えて治療を始めさせて頂きましたが、この数ヶ月入院もせずほぼ安定した状態が続いています。

先日も、症状が悪化し始めたため、周囲の流行状況からマイコプラズマ(以下、マイコと略)が契機になっている可能性を考え、それを想定した治療を行いました。ぜんそく治療のプロは、自分の治療している患者さんのぜんそくの悪くなり方をみれば、何をどう考えて治療すればいいか、だいたい予想はできるのです。作戦通りスムーズに改善し、悪くならずにホッとしていました。その経過を踏まえ、ご家族には「マイコだったのだろう」とご説明していました。

母の話によると、その後、お母さん自身が咳が悪化してしまい、近医に行ったそうです。その旨を説明し、「マイコ用の薬を出してもらえませんか?」とお願いしたら、「それを判断するのは私です」と取り合ってもらえませんでした。結局、治りが悪いので1週間くらいして血液検査をしたら「やっぱりマイコでしたね」と言われたそうです。

その先生は、マイコが少し流行していたのはご存知でなかったのでしょうか?。その間、母は激しい咳に悩まされたそうで、とても気の毒でした。怒る気持ちも分かります。私なら、母の情報が確からしければ、かなり参考にして治療方針を立てると思うのです。

開業医は、病院よりも気軽に受診できるため、いろんな可能性を考えて、最短距離で症状を改善させる努力をすべきだと思っています。病院のような検査機器も充実していないので、感覚を研ぎすまして治療しないと出遅れてしまいます。当院は上越では知名度も低いのですが、困ってる患者さんのために、これらのことを心掛けているつもりです。今後も、ちゃんと聞く耳を持って自分を頼ってくれる患者さんのためになる医療を行いたいと思っています。