週末、出張から足を伸ばして静岡に寄ってきました。目的は、17日に開院の迫った川田先生の内覧会に参加するためです。
以前もご紹介したことがあるのですが、川田先生とはお互い「小児アレルギー」をこだわって勉強して、軽症から重症まで対応のできる“同志”として、今後も切磋琢磨していこうと誓い合った仲です。開院のお祝いに是非とも駆けつけたいと思っていました。
開院前に行う内覧会は、普通なら院内を開放するくらいなのですが、私も川田先生も、地元の患者さんたちに小児アレルギーに関する正しい知識を持って頂きたいと願い、勉強会も併せて行いました。単なる自己紹介の場ではなく、アレルギーの病気の情報を発信したいと考えた訳です。こういう試みは小児科では、結構新しいと思っています。土曜はアトピー性皮膚炎と食物アレルギーの話をされたそうですが、日曜は小児ぜんそくの話でした。つい9か月前の、当院の内覧会を思い出してしまいました。
川田先生の講演を聞いて、さすがにキチンと学ばれているだけあって、私も勉強になりました。親御さんが何人も参加されて、一生懸命メモをとっていました。静岡の地で、アレルギーが良くならずに困っている子供たちのために頑張って頂きたいと思っています。
ぜんそくは、未だに「大きくなれば治るから」と指導している小児科の先生もいるようですが、川田先生のやられた研究でも5割程度しか治っていないそうです。私の認識でも6割でしたので、安易に考えてはいけないことが分かります。
面白かったのは、私がよく話に出す「ガイドライン」を“法律”に例えていたことです。「ガイドライン」とは、日本の第一人者の専門科の先生たちが、ぜんそくやアトピーの「診断」や「病気の程度」、「治療」などを決めたものです。“法律”通りに対処すればプロ並みの治療ができるのです。ということは、各医師がキッチリと勉強して対応しないと“法律違反”なってしまいますよね。当然、罰則はありませんが、その医師の経験や勘で治療するのは、独りよがりになる可能性もあり、医学的に正しい治療を施さなければならないと思っています。
いろいろお忙しくて、開院の準備がやや遅れているそうです。そりゃ、川田先生もスタッフも初めての医院で開業医として船出する訳ですから、完璧であるはずはないと思います。当院もそうでした(汗)。でもそれは開院後に修正が利くことがほとんどです。一番準備に時間がかかるのは、医師の技術や知識ではないでしょうか?。その点、二つの専門施設で幅広く学んで来られたので、準備は充分だと思っています。
近くにはアレルギーの専門医が不在のようで、近い将来、症状が安定せず困っている患者さんたちが沢山受診されると思います。新潟と静岡と地域は異なりますが、お互い地元の小児アレルギー医療を充実させるために、刺激し合いながら頑張っていこうと思っています。


