小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

冷静に考えると
2008年06月04日 更新

アレルギーは慢性の病気です。治療には定期的に通院して、専門家である医者と患者さん(とご家族)が二人三脚で一歩ずつ進んでいくことが大切だと考えています。

最近は寒暖の差がある気候のため、ぜんそく発作を起こしてしまい、当院に駆け込んでこられる患者さんもいらっしゃいます。そういう時期なので、当院に初診される患者さんの中には1ヶ月以上の長期にわたり咳がすっきりしないとおっしゃる方もおられます。お子さんの状況をいろいろと聞いているうちに、お母さんも「実は、私も春先から咳が止まらないんです」なんておっしゃるケースも少なくありません。

お子さんもお母さんも、それまでかかっていた医療機関では「風邪」と説明を受けているケースが多いようです。患者さんの方で咳を我慢していて、時々しかかかっていないような状況で、その都度「風邪」と診断されているのかもしれません。でも結果的に咳がずっと続いているということなのです。

ここで「本当に風邪でいいのだろうか」と考えてみて頂きたいのです。どういうことかと言いますと、私の場合は風邪を引いても咳はせいぜい3~4日でなくなってしまいますし、強い咳き込みもないのです。1ヶ月も2ヶ月も咳の続く「風邪」ってあるものでしょうか?。しかも“風邪薬”を飲んでいても改善しないのです。ふと冷静に考えて、ちょっとおかしいんじゃないかと考えても間違った発想ではないと思うのです。

長引く咳をすべてぜんそくと診断するつもりはないですが、マイコプラズマなどの肺炎や百日咳、結核なども考えなければなりません。これらは「風邪」ではない病気ばかりです。専門医が診れば、あっという間に診断がつくケースも多いのです。

咳が続く場合、同じ薬を処方され続けているケースもあります。私の場合は、いろんな可能性を考えて、咳が減らなければ薬を替えて、咳を止める努力をしています。同じ薬を使っても改善しないと思うし、昨日も書きましたが、強い咳き込みや長引く咳は、子供であれ大人であれ確実に日常生活に悪影響を及ぼすからです。

当院ではお子さんのほかに希望があればお父さんやお母さんも対応することがあります。たいていの咳は止めてきたと思っています。通院しても咳の続く方は、ご相談ください。