小児科 すこやかアレルギークリニック

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治るまで
2008年05月28日 更新

今日、診察していてぜんそくの1歳の女の子のお母さんからこんなことを聞かれました。

「先生のところは何歳まで診てもらえるんですか?」

まだ1歳なのに、気が早いなと思いつつも、「治るまで診ましょう」と答えました。小児科のアレルギー専門医は乳児期から思春期(青年期)までの治療法をマスターしていなければなりません。青年までということは30~40代までは診れると思います。さすがに老人のぜんそくは肺気腫など、小児期ではほとんどお目にかかれないような病態が出てくるので、確実に対応できる自信がありません。

小児ぜんそくは、以前は8割治ると言われていました。未だにそういう風に思っている小児科医は少なくないと思います。しかし今は6割と言われています。ただ、病気には軽症から重症まであります。私の記憶が確かなら軽症が8割、中等症が6割、重症が2割程度治るとされています。

1歳の今から親御さんにキチンとぜんそくという病気を理解して頂き、アレルギー専門医としての知識を駆使して、治療が必要な時は薬を続け、落ち着けば治療を中止したりしながら、徹底的に管理していけば悪化する可能性は下がると考えています。となると確率の上でも8割は治るはずなので、展望はかなり広がってきます。

私の予想では思春期前にかなり落ち着き、いい方向に持っていけるのではないかと考えています。お母さんの心配にキチンと答えてあげなければと思い、「治るまで診ましょう」と即座にお答えしたのです。

そのお母さんはまもなく出産予定で、お腹も大きいのですが、「次の子がアレルギーである可能性もあるけど、一緒に面倒をみますよ」と励ましました(励ましになっていない??)。アレルギーは遺伝しやすい傾向にあるので、アトピーなりぜんそくになる確率は少なくないと思うのです。

信頼されているからこそ、期待に応えるべく、私自身が勉強を重ねて「どうしたらアレルギーを克服する確率がより増えるか」を追求していきたいと思っています。