小児科 すこやかアレルギークリニック

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時には説得も
2008年04月22日 更新

当院の診療時間は18時半までです。今日も夕方に患者さんが集中してしまいましたが、その中に新患の患者さんがいらっしゃいました。

18時半を過ぎて、まだ患者さんが数人残っているのに、その新患の患者さんに20分説明し続けてしまいました。経営者としては“失格”かもしれませんが、医者としては間違っていなかったと思っています。

主治医から「乳児湿疹」や「アトピーっぽい」と診断されているのに、親御さんがアトピー性皮膚炎を疑って、当院にシロクロを付けてもらおうと受診されるケースが少なくありません。いつも言っている通り、私は自分の経験や勘で診断しているのではなく、日本皮膚科学会の提唱するアトピー性皮膚炎の診断基準をもとに、客観的に診断しています。定義を満たせば「アトピーです」、満たさなければ「違います」と答えています。判定保留ならその理由も述べています。実はたいていが「アトピー」の診断となりますが、親御さんの反応はガッカリされる反面、「やっぱりそうですよね」と言われる方が多いです。

当院は市内に一枚も宣伝の看板を上げていないので、市内外から受診される患者さんはどうやって当院に来られるのかと不思議に思ったりします。ただ心掛けていることは、どんな患者さんも「絶対に治すんだ」というこちらの気持ちが伝わり、親御さんに「この医院でなら頑張ってもいいかな」と思ってもらえるようにすることです。

先日もステロイドを使わない治療を希望された患者さんに1時間近く説得して、ガイドラインに基づく治療をする了解を頂きました。親御さんの誤解や知識不足により、患者さんである子供が結果として不利益を被るようなら、現在の科学的に正しいとされる治療法を薦めるべきだと考えています。こういう診療は、小児科医なら誰にでもできることではないと思いますので、困っている患者さんに専門的に、こだわって治療する小児科医院があってもいいと考えています。

最近は患者さんが多く大変ですが、小児科医として、アレルギー専門医として、“自分の医療”をコツコツと続けていきたいと思っています。