土曜は14時から勉強会の予定でした。最近は日々がとても忙しいので、新たな話をするための準備をする余裕がなく、スライド35枚が完成したのが22日の0時過ぎ(汗)。まさにギリギリ間に合った、という感じです。
土曜の外来も、市外からも含め、新患の患者さんが多かったです。14時を過ぎ、勉強会に参加者される皆さんが来て下さっていると思ってはいたのですが、折角信頼して当院を受診された患者さんに、中途半端な説明をするのも申し訳ないので、いつも通り全力で診療の当たらせて頂きました。結果的に勉強会の開始がかなり遅れてしまいました。参加者の皆さん、すみませんでした。
最後の新患の患者さんは1時間半以上待ち。じっくり問診し、診察して一通り説明をしました。診察の最後にもう一度「お待たせして、すみませんでした」と言いましたら、「いろいろと医療機関を回ったけど良くならなかった。子供の症状が良くなるなら、何てことはないですよ。」ということを言って下さいました。近隣にはこんなに待たせる小児科はないと思いますが、私のやり方を理解して下さっている方もいるのだと、ちょっと嬉しくなりました。アレルギーの専門的医療のニーズは確実にあると思いますし、じっくりと丁寧に診療するという方向性は間違っていないのだと信じています。しかし、なるべく待ち時間を減らす努力と工夫をしなければなりません(涙)。
さて、ヘトヘトの状態で、昼ご飯も食べる間もなく勉強会に突入しました。普段の外来と同じパターンで、「お待たせした分、丁寧に話そう」と思って話し始めたら1時間しゃべり通してしました(汗)。新たに自分の知らない部分も学べましたので、少し苦労はしましたが、新たな内容のお話ができてよかったと思っています。
今回の最大の“売り”は「アレルギー対応食」の展示でした。4人のお母さんにお願いして、恩師の本に載っているレシピ通りに作ってきて頂いたのです。アレルギー用ミルクを用いた「ココナッツミルクゼリー」、小麦を使わない「シュウマイ」、アレルギー用ミルクを用い、小麦も使っていない「パンプキンクッキー」、つなぎに卵を用いていない「れんこんハンバーグ」の4品を多めに作ってきて頂いて、参加者全員で“試食”をしたのですが、これが「成功」だったと思います。私も味見をさせて頂きましたが、どれも美味しくてビックリしました。
食物アレルギーが重症だと「何で私だけがこんな目に遭わないといけないの」と思いがちですが、「みんな頑張っているんだから、頑張らないと」と思って頂けると幸いです。当院は他院にはいないような重症な患者さんも多くいます。お母さん同士の交流をするすだけでも充分価値があると思います。今のところ参加者は上越市と柏崎市からくらいですが、もっと他の地域にも一人で悩んでおられる患者さんは多いと思うのです。来月もアレルギー対応食の試食会を行いますし、会の後も、個々のケースに無料で相談にも乗っています。一人でも多くの方に参加して頂きたいと願っています。
当院は、かかりつけしか参加できないとか、参加費を取るようなことは一切せず、純粋に困っている患者さんのために行っている勉強会です。食物アレルギーは、残念ながらかかりつけの先生の知識により対応が相当変わってしまうのも、事実だと思います。特に治療が以前と比べ変わってきている分野に関しては、医師に全てを任せておいていい時代は終わったと思います。これからは親御さんが医療を見極める目も必要とされてくると思います。当院は、情報を求めている患者さんへの情報提供の努力は惜しみません。「ぜんそく」「アトピー性皮膚炎」についても順次行っていきますので、お困りの患者さんは次回以降の勉強会にご期待下さい。


