小児科 すこやかアレルギークリニック

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迫る魔の手!?
2008年01月26日 更新

もう、あっという間に今週が終わろうとしています。最近はぜんそくやアトピー性皮膚炎の新患がとても多く、“最初が肝心”と思いお子さんの病気について丁寧にお話ししています。感染症などのアレルギー以外の患者さんやアレルギーで通院の患者さんも併せるとそれなりの人数になってしまい、一日の診療が終わるとクタクタになってしまいます。

以前、お話ししていた「日本アレルギー学会」のアレルギー専門医試験が、いつの間にか今週末に迫ってきました。着々と準備が進められているはずだったのですが、ホントにあっという間です。日頃の疲労のせいか、思ったより勉強がはかどらず、「やっべぇー」って感じです(涙)。日本アレルギー学会のホームページから入っていくと、各都道府県の小児科や内科、耳鼻科などの“アレルギー専門医”の先生方を調べられます。新潟県の小児科ですと医療機関で診療されていらっしゃる先生は6名でしょうか。やはり下越が多く5人、中越が1人となっています。何とか上越のためにも頑張らないといけないようですね(汗)。ちなみに福岡県は28人。アレルギーのレベルが高いだけのことはあります。私の研修先の専門病院の関係者も多いです。

小児科を受診するアレルギーの病気の中で、一番多いのは「ぜんそく」だと思います。「アトピー性皮膚炎」の患者も少なくないのですが、皮膚科に通院するケースもありますし、乳児期発症のアトピーは比較的治りやすいこともあります。また「食物アレルギー」も一部の患者さんを除いて、2~3歳くらいで卵や乳製品をとれるようになってきます。「ぜんそく」はこれらの病気に比べると治るスピードが遅いので、多いのだと思います。しかも苦しくなって、夜間救急外来に駆け込んだり、入退院を繰り返したりする病気ですから、何とかしたいと思う先生も多いのでしょう。こういう背景もあって、全国的な傾向として、アレルギー専門医はぜんそくに力を入れている先生が多いと思います。食物アレルギーにこだわって、食物負荷試験まで積極的にやっている専門医はその一部なのが現状です。

個人的にはアレルギー専門医を細分化して、小児ぜんそくや小児アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの専門医ができればいいと思います。近所の医院や病院でよくならない場合は、その専門医院に行けば何とかしてもらえるという道しるべになると思います。

成長過程にある子供にとって、成長や発達に充分な栄養は必要であり、友達と一緒に同じものを食べて楽しく過ごす経験も大切です。それが難しくとも、なるべくは何が食べられて何が食べられないか、ハッキリさせてあげて、食物の除去は必要最低限にとどめるべきです。ぜんそくは治療のガイドラインが整備されて専門医でなくてもかなりのレベルの治療ができるようになってきました。一方食物アレルギーは、現時点ではいろんな意味で、患者である子供たちを取り巻く環境はまだまだ課題が山積しています。患者の絶対数が少ないので、脚光は浴びづらいのですが、少しずつ見直されていくべきだと思います。でも、私の場合はとりあえずは“アレルギー専門医”の試験をクリアですね。知識と技術に患者さんを何とかしたいという気持ちがあれば資格なんて関係ないと思っていましたが、こう直前になると頑張らざるを得ません(汗)。