小児科 すこやかアレルギークリニック

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2008年01月08日 更新

年末と年始の外来はかなり混み合っていたために、大変申し訳ないことに長時間お待ち頂くことが多かったでした。今日は、久しぶりに外来で患者さんが途切れます。看護師さんから聞きましたが、今日が「始業式」だったのですね。毎日、診療に余念がないため、そんなことにも気付きませんでした(涙)。

当院では、14時から15時にかけてアレルギーの“専門外来”を行っています。月曜と金曜が「小児ぜんそく」、火曜が「アトピー性皮膚炎」、木曜が「食物アレルギー」の専門外来を予約制で行っています。一番の目的は、これらのアレルギー疾患は風邪を契機に悪化することが多いので、風邪の患者さんと一緒に診るべきでないと思いますし、また一般外来と違って患者さん1人あたりの時間に余裕を持たせているため、丁寧に話を聞けて説明を行えるからです。これも私のこだわりです。

今日は、アトピー性皮膚炎の専門外来に多くの新患の患者さんが受診して下さいました。中には生後6か月以下のの赤ちゃんもいて医療機関を初めて受診されるケースもありましたが、それ以外は他の医療機関でよくならないということで受診されました。

“ステロイド”と言うと「怖い」、「できれば使いたくない」というイメージがあると思います。私は専門病院で研修させて頂き、ステロイドの使い方はかなり習ってきました。またステロイドに関する本も沢山読みましたので、使い方はマスターしているつもりです。ステロイドを使わないケースもありますが、必要だと判断した場合は、「なぜステロイドを使う必要があるのか」をじっくり説明し、“誤解”を解くようにしています。これまで小児科や皮膚科でステロイドを処方されてきて、それでもなかなかよくならずに、あまりいいイメージをお持ちでない方には、「どう使ったら有効なのか」など更に時間をかけて説明を行わなくてはいけません。

以前アレルギーの学会で有名な先生が「1週間もあれば、皮膚をかなり改善させることができる」ともおっしゃっていました。私も同感ですが、逆に短期間で皮膚をおおむね安定させるような薬を選択しなければいけないと思います。キッチリと治療をしてみて、子供さんの皮膚が改善し、夜も眠れ、元気一杯に遊ぶ姿を見て、ステロイドに偏見を持っていた親御さんも「ステロイドを上手に使えば問題ないんだ」「敵じゃなく、味方なんだ」と理解して下さるように思います。小児科医という立場からすると「アトピーの患者さんこそ、“ファーストコンタクト”が大切」だと思っています。

当院受診の4割弱がアトピー性皮膚炎の患者さんでした。ちょっと“小児科”っぽっくない割合ですね(汗)。でもそれだけニーズがあり、悩んでいる患者さんが多いということでしょう。“風邪”と違って時間や手間のかかる診療となりますが、当院の「個性」として患者さんの期待に応えるべく今後もこだわってやっていきたいと思っています。お困りの方は是非ご相談下さい。