小児科 すこやかアレルギークリニック

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2008年01月06日 更新

今月末にアレルギー専門医試験を控え、いやいやながら(?)勉強に励んでいます(汗)。でも福岡で本場のアレルギー医療を学んできたので、当院の最大の“売り”に関しては県内ではトップレベルを維持したいと思っています。ここは頑張りどころでしょう!。

いま勉強しているのはこんな感じです。過去にこんな問題が出されているようです。ちょっと3~4つ書いてみましょうかね?。

問:これまで無治療である5歳児の喘息発作の頻度が、咳嗽、軽度喘鳴が1回/月以上あるが1回/週未満であるとき、JPGL2005での長期薬物療法プランとして誤りはどれか。
(1)追加治療としてテオフィリン徐放製剤の使用
(2)吸入プロピオン酸フルチカゾン薬(FP)200μg/日の使用
(3)長時間作動性β2刺激薬吸入の使用
(4)DSCG吸入の使用
(5)ロイコトリエン受容体拮抗薬の使用
a(1)(2) b(1)(5) c(2)(3) d(3)(4) e(4)(5)

問:運動誘発喘息(EIA)について正しいのはどれか。
(1)定量性と安全性に関しては自転車エルゴメーターによる負荷試験の方がトレッドミルによる試験よりすぐれている。
(2)EIAと過換気による気道収縮とは共通の機序を有する
(3)EIAのおこりやすさと喘息の重症度は関連性がない
(4)EIAは気道過敏性を反映しない
(5)ランニングは水泳よりもEIAがおこりにくい
a(1)(2) b(1)(5) c(2)(3) d(3)(4) e(4)(5)

問:気道過敏性について正しいのはどれか。
(1)気道過敏性が先天的なものであるかどうかは不明である
(2)気道過敏性は1秒量を指標として調べることができる
(3)β2刺激薬吸入で改善する
(4)気管支喘息の重症度とは関連しない
(5)喘息の軽症化と気道過敏性の改善は一致する
a(1)(2) b(1)(5) c(2)(3) d(3)(4) e(4)(5)

問:アトピー性皮膚炎について誤りはどれか。
(1)皮膚に集落形成する黄色ブドウ球菌の賛成毒素は、スーパー抗原としてT細胞を非特異的に活性化する
(2)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌が病巣部に検出されれば、ステロイド外用剤治療を中止する
(3)慢性病巣部ではIL-4、IL-13産生T細胞の浸潤が著明である
(4)血清LDH値は皮疹の重症度と相関する
(5)病巣皮膚のLangerhans細胞表面ではFcεRIの発現が増強している
a(1)(2) b(1)(5) c(2)(3) d(3)(4) e(4)(5)

こんな問題が目白押しです。ほんの一部の抜粋に過ぎません。特に1番目の問題は実際の臨床の場で、ある程度重症な患者さんの症状を緩和するために“小児科”の先生なら是非とも答えたいところです。2番目ですが、小児科医は運動欲求の強い子供を相手にしますし、ぜんそく患者の過半数に合併しますので、EIAをいかに抑えるかがぜんそく攻略のポイントとも言えると考えています。3番目と4番目はやや専門的でしょうか。ただぜんそく患者をしっかり診ていくには気道過敏性を常に考えながら治療をしたいところです。

当院のホームページをご覧になっているのは患者さんだけでなく、同業者の方もいらっしゃるとは思いますが、手強くなかったでしょうか?。あまりに簡単に答えられてしまうと私の立つ瀬がなくなってしまうのですが…。

10年ほど前に受けた日本小児科学会専門医の試験問題はこんなに実践的ではなかったと思っています。結構いい問題が並んでいます。自分のこだわりの分野なだけに、頑張って乗り越え甲斐のある試験だと考えられるようになりました。今は23:20ですが、患者さんのためにも、まだまだ頑張ります!。