クルミアレルギーが急増しています。
結構小さいうちから採血でクルミの数値が上がっていたりします。食物アレルギーは食べて症状を起こすものを指しますので、これだけでは診断できないことになります。
負荷試験をやってみると、症状が出ることもあります。クルミはアナフィラキシーを引き起こしやすい食品でもあり、注意を要します。
近年、アレルギー採血の世界でも進歩が見られ、「Jug r1」という項目も調べられるようになってきました。
これは「クルミ」という項目だけでは当たり外れがあるので、クルミアレルギーを採血だけで判定できるようにする検査のことです。
確かに負荷試験をやってみると、Jug r1が陽性だと症状が出てしまう確率が非常に高いように感じています。
ですから、Jug r1が陽性だと「クルミは食べられない」と判定されることが多いように感じます。
クルミアレルギーはあるなら治って欲しいので、負荷試験をやるようにしています。今回の患者さんはJug r1がクラス3、クルミも当然陽性です。
かなり注意深い負荷試験が必要になります。でも、その結果、意外と食べられることが分かりました。こういうケースでは、一気にクルミが何粒も食べられるかどうかを確認する必要はなく、“深追い”しないことも大切です。
家でもほんのちょっと食べてもらい、またクルミの負荷試験をやることにしました。おそらくちょっと食べていると、もう少し食べられるようになります。
クルミで苦労するケースもありますので、この患者さんには期待したいと思っています。


