少し前に触れましたが、食物アレルギーの原因として「木の実類」が急増しています。
実際に、臨床の現場にいる私としても、まさにそれを実感しています。「木の実類」とはクルミ、カシューナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなどを指しますが、何と6割以上がクルミ、2割以上がカシューナッツで、その2つだけで85%を占めています。
数日前にクルミの負荷が2件ありました。その翌日、カシューナッツの負荷が2件ありました。まさに現場を象徴していると思います。
木の実のアレルギーに関して、よく分かっていないことでしょうが、ナッツ類のアレルギーを合併している人と、そうでない人がいます。
食物アレルギーの基本は、必要最小限の除去とされていますが、ピーナッツやクルミにアレルギーがあると、他のナッツ系はどれも除去とされることが多いのが気になっています。
ですから、真面目に取り組んでいる当院としては、白黒つける努力をしているつもりです。
細心の注意で行なっています。なぜなら、クルミもカシューナッツもアナフィラキシー を起こしやすかったりするし、当院のデータからもアレルギー採血が陽性だと、負荷試験で症状が出やすいものの1位がクルミで、3位がカシューナッツだからです。
でも、負荷試験をしないのは、無駄な除去をすることになってしまいます。ただ、世の中、専門医であっても除去しがちな食材だと思っています。
工夫しながらやければ、アナフィラキシー はまず起こさないと思います。


