今朝まで準備をしていたのですが、本日は水曜午後を利用して某市に行くことになっています。
食物アレルギーの対応についてお話しさせていただくのですが、少し前にも触れましたが、食物アレルギーの研修会っていうのは、食物アレルギーは死ぬこともあるので、誤食に気をつけましょう。そして万が一誤食させてしまったら、躊躇なくエピペンを打ち、救急車を呼びましょう、という流れになるものだろうと思います。
食物アレルギーで悩む患者さんにとって、ベストな対応って何でしょう?。私は食物アレルギー自体を治すことだと思っています。
今日は、食物アレルギーの治し方を前半に話させていただこうと考えています。
日本の第一人者なら、治療して「経口免疫療法」という方法があるが、研究中の分野なので専門医が専門施設で行うべきだという話をするのだろうと思います。そう聞くと、多くの患者さんはハードルが高いと感じることでしょう。アナフィラキシーを起こすリスクは高そうだし、遠くの専門施設まで電車なり車で通わなければいけないなどなど考えてしまうと思います。
重症でなければ、つまり軽症や中等症なら結構治ると感じています。いや、過去にアナフィラキシーを起こした患者さんでも、食べられるようになったケースも経験しています。「経口免疫療法」という専門施設でしかできない治療は行わずともです。
いわゆる「食事療法」として治療していくのですが、一度も症状をおこさずして、食べられるようになる患者さんも多いです。
「そんなの、そもそも食物アレルギーじゃなかったんだろう」と否定的なことを言う同業者もいるでしょうが、卵白がクラス6の患者さんでは、症状が100%出ると言っているのは、学会の方です。プロバビリティカーブにはそう書いてあります。
結局、食物アレルギーは食べさせ方の問題であって、卵白が6の患者さんに卵焼きをいきなり食べさせれば症状が出るのは当たり前であって、加工品から食べさせて、外堀を埋めていく方法をとれば、症状は起こさず、食べ進めることは可能です。
エビやピーナッツ、ソバはどうなの?って声が聞こえてきそうですが、当院のデータも披露する予定です。これらの治りづらいとされる食材では、数字が高くて怖くて食べさせられないという人が多いようで、85%が問題なく食べています。
極めつけは、食物アレルギーの予防法まで話してこようと思っています。アトピー性皮膚炎を早期に見つけ、治療すれば、「経皮感作」は起こしにくくできます。仮に受診のタイミングが遅く、既に感作を受けていたり、皮膚治療が甘く経皮感作を生じさせてしまっても、0歳から卵や乳、小麦を食べさせていけば、治ることが多いようです。
今日は、そういう話をしてこようと思っています。しかし、年齢が長じて、極めて重症化してしまった患者さんには、この手は使えません。従来の誤食に注意し、誤食させてしまえばエピペン、救急車となる可能性は高まります。
講演時間は決まっていますので、治す方に時間をかけ過ぎると、誤食時の対応の話が十分できなくなります。ペース配分に気をつけて、お話ししてこようと思っています。


