週末、学会に参加してきました。
今週、19日、20日と医院をお休みにし、当院初めての「スタッフ研修」を行います。日本のトップレベルのアレルギー医療を実践されている専門施設に私とスタッフの総勢3名で見学をしてくる予定です。
それは、上手くなりたいから。開院後10年近く経ち、まだまだですが、県内各地からアレルギーで困っている患者さんから頼りにされるようになりました。その患者さん達を今まで以上に改善させるにはどうしたらいいかと考えた末で、「スタッフ研修」が必要だと考えました。
これまでも学会関係は年間5回は行っているでしょうね。周囲の医療機関はほとんど休んでいないようなので、当院は休診の多い小児科、ということになるのでしょう。
学会に行って、最新情報を勉強してきて、それを診療に取り入れているつもりです。結構先進的なこともと採用していると思っています。
しかし、最新情報を学ぶことと、診療のスキルアップを図ることって、ちょっと違うんですよね。例えば、重症な食物アレルギー。有名な専門施設でも、負荷試験の上で完全除去と指導しているのでしょうが、食物アレルギーは食べさせていかないと前には進めないと考えています。
ほんのわずかでも食べさせた方がいいということは分かっていますが、例えば牛乳0.1mlも摂れないような患者さんにどうやって摂らせていくのか?。それは、学会では教えてくれないことです。
また、重症なアトピー性皮膚炎も、ステロイド軟膏をビシッと塗り、皮膚の炎症を抑えていくことが大切です。理論は分かっていても、いざ実践となるとテクニック的なことが重要になってくるでしょう。
現実問題として、多くの小児科医、皮膚科医が本当は上手く治療できていないのが現状でしょうが、多くの医師がそれを認識しておらず、困っていないことが問題です。いい加減なことをして、報酬ももらえないようなレベルのことが繰り返されています。
昨日の学会では、アレルギーではないのですが、夜尿症の講演が印象的でした。夜尿症もガイドラインによる治療を取り入れ、劇的に効いたという患者さんは何人もいます。その一方で、アラーム療法も取り入れているにもかかわらず、思ったような改善が得られていない患者さんも一部いらっしゃいます。
昨日の講演は、それをクリアするためのヒントもあり、今日からの診療に役立てていこうと考えています。
当院では、アレルギーを中心に小児科医として診療しています。多くのケースは上手くいっていますが、一部の患者さんで対応に苦慮しています。プロとして100%改善させなければならないのですが、そうできずに困っています。
それを解決するには、解決できそうな医師に紹介する方法と、自らの技術をレベルアップして対応する方法があると思います。ある意味、紹介するのは簡単ですが、県外の先生になると思います。それは患者さんにとっては、結構辛いことだろうと思います。
今後も見据えて、当院がレベルアップし解決できれば、そちらの方がいいのではないかと考えています。
正直、他にも細かい“困っていること”がありますが、それをクリアすべく今後努力を続けていこうと思ってます。


