医療にとって原因追及は大事です。
いつも言っているように、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を風邪や乳児湿疹と誤診している小児科医、皮膚科医は大勢います。診断を誤り、治療も誤り、患者さんが改善しないのに、せっせとその医者に通うという、ハッキリ言って「医療費の無駄遣い」が全国各地で行われています。
この行為で、まったくメリットがないのが患者側で、医師側は儲かります。医者の診断は“絶対”で、間違いはないという前提で、医療費が支払われるシステムだからです。このシステムが、医者を甘やかせ、努力させなくなっている要因になっていると考えています。それに尽きると思います。
これをお読みのアレルギーに興味のある患者さんは、「アレルギーって確かにお医者さんの差ってあるわよね」とお思いでしょう。
果たして、アレルギーだけでしょうか?。
昨日、受診された患者さんは、普段当院にかかっていて、先週熱が出たため、近くの内科にかかったそうです。
何と「今どきの発熱は、どうせインフルエンザでしょう」と検査もせずに、インフルエンザの薬が処方されたそうです。多くの患者さんは、“医者を信じて”処方された薬を服用することになります。
週明け、心配に思い、当院を受診されました。週末の間に熱は微熱となりましたが、足に痒いブツが出始め、スマホで写メを撮ってこられました。喉も痛いと言うそうです。
診察時、身体を診ると細かいブツが広がっています。喉も一見して赤くなっています。
経験者はお分かりでしょうが、私は溶連菌を疑いました。首を触ると、リンパ節が大きく腫れています。この子の通う園では溶連菌はいないと言いますが、それでも9分9厘溶連菌を疑う状況です。
検査の結果、喉から溶連菌が検出されました。インフルエンザは誤診で、最初から溶連菌の発熱だったと思います。
溶連菌は、抗菌薬(抗生物質)が効きますので、処方しています。微熱や喉の痛みもすぐに改善するはずです。
近くの開業医に行ってしまったことを親御さんは後悔し、当院に連れてくればよかったと言っていました。そりゃそうですね。子どものために正しく診断し、適切に治療してくれる医者にかかりたいのは、親心でしょう。
ところで、今回の医院さんには、インフルエンザの患者さんを1名診たということで、医療費が支払われることになっています。今更、その誤診を覆せないのです。
医者が「右」と言えば「右」、「赤い」と言えば「赤くなる」のが、日本の医療です。診断が正しいかとか、キチンと検査をして証拠があるのかとかは、全く関係がありません。
なお、愛想を尽かし、今回の患者さんはもうかからないでしょうから、誤診をした事実も医師本人は知らないことになります。そしてまた、このゆるい感じで、このクオリティの“医療”を繰り返すことになります。
何ら歯止めがないと、テキトーに数だけこなし、利益を上げようとする医者はどんどん増え続けます。医者が高齢になって手抜きをしているケースもあるでしょうが、私より若いのに、既に金儲けモードの医者もいますね。
アレルギーだけではなく、感染症でもこんな話は沢山あります。こんなことが全国各地で延々と繰り返され、医療費が無駄遣いされている現実を多くの患者さんは知るべきです。


