小児科 すこやかアレルギークリニック

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反面教師
2016年10月07日 更新

昨日、食物アレルギーのことを理解せず、理不尽な指導をする医師の話をしました。

開業医の悪いところって、医師が1人しかいないので、「あなた、間違っていますよ」と誰も教えてくれないこと。患者さんはデタラメな指導をされても、それが正しいか否か評価できないし、それに気付けば、サッと他の医師に鞍替えします。

間違った“医療”を繰り返し、それが「誤診」であれば、過小診断・過小治療となり、“治療”を受けていても症状は改善しないことになります。正直腹立たしいのですが、患者さんは何度も通うことになり、医者だけ儲かります。

特に開業医は、多くの患者さんが受診するので、とにかく効率を重視します。いかに1人当たりに時間を掛けないかに集中しているため、自分が正しいことをしているか考えるのは二の次になっているようです。

私の場合、症状が良くなっているかどうかを重視しているので、良くなっていなければ診療はストップしてしまいます。検査をしたり、問診し直したり、薬を替えたりという対応が必要になります。

良くならないと言うのは、熱が下がらない、下痢が止まらない、咳が止まらない、湿疹が改善しないというのが多いでしょうか?。意外と少なくないのが、夜尿が止まらないというのもあります。

どれも自分の中で、これでダメならこうしようという対応があって、パターン化していることが多いのです。ですから、症状が改善していないのに、同じ薬を出し続けるという情けないことはしないようになっています。

治療にしても、指導にしても、間違ったことをして患者さんを疲弊させるのは避けなくてはならないし、そんなことではお金ももらえません。その辺りは、忙しさにかまけて何も感じなくなっている医師には、絶対になりたくないと思っています。

でっ、今日のタイトルですが、悪い意味でリピーター医師って結構います。自分は正しいことをやっているつもりなのでしょうが、低レベルなことを繰り返しています。アトピー性皮膚炎を診断できない皮膚科医って最低だと思っています。今日は、その話ではありませんが…。

昨日は、卵料理は食べているけれど、生卵を口にしてしまい、アレルギー症状を来したお子さんの話をしました。同じ卵でも、生卵と卵焼きでは、アレルギーの起こしやすさが全然違います。生卵だけ除去すればいいのに、食べても何ともなかった卵料理はおろか、卵を含むお菓子まで除去させられていた話でした。

今日は、こうです。患者さんは卵料理は何度も食べていたのですが、かき玉汁を飲んで、じんましんが出たようです。普通は、「何故だろう?」って思いますよね?。小児科を受診した際、医師から卵を含む食品は一切除去するよう指導されました。

対応が同じだって思いますよね?。何故なら、同じ医者だから。つまり、食物アレルギーに詳しくないため、普段から卵料理を食べていたのに何故だろうなんて考えもしないようです。

親御さんに確認すると、かき玉汁の加熱が甘かったかもしれないとおっしゃいます。それならつじつまが合います。それ以外の卵料理も卵1個分は食べていなかったようなので、私は卵1個を使った卵焼きで負荷試験を行う提案をしました。

卵焼きを食べられれば、かき玉汁が半熟の部分が多かったのだろうということになりますし、加熱した卵料理を自信を持って食べさせられるようになるはずです。こうすることで、決着を見られるのかなと考えています。

ちなみに、この医者は当院が食物アレルギーに力を入れていることを知っていて、この9年間紹介をしてきたことが一度もありません。きっと当院をライバル視して、意地でも紹介しないと思っているのでしょう。

私の方は、彼をライバルだなんて思ってもいません。患者さんの利益を考えず、意地を張り続けていると、こういうことになるのかなと思っています。反面教師にしたいと思っています。