小児科 すこやかアレルギークリニック

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やっぱりかぁ
2016年09月07日 更新

昨日も、ヘロヘロでした。

世の中にはいろんな医者がいます。インフルエンザ治療薬のタミフルは5日間飲む薬ですが、多くは5日処方し、登園、登校基準を満たした頃に再診していただくのだろうと思うのですが、3日しか出さず、3日後に受診させる医院もあります。

まだ感染力のある頃に再診させて、院内感染の恐れもありますが、なぜこんなことをするのかというと、多分利益のためだと思います。いつも言うように、何度も通わせれば収益は上がります。

当院は、こんなくだらないことはやっていません。ただ、慢性疾患のぜんそく、アトピー性皮膚炎の患者さんを多く診ているため、薬がなくなる頃に受診してくださいます。多分、夏期休暇で10日休んだしわ寄せだと思うのですが、最近めちゃくちゃ忙しいです(汗)。

学会準備などやるべきことはあるのですが、家に帰ると身体を休めないことには何もできないくらいです。

診療中心の生活となっています。それはそれで楽しいし、やり甲斐もあるので楽しい日々ではあります。負荷試験も1日当たり数件やっています。

先日、イクラで負荷試験をやりました。クラス3で抗体価が5くらいだったと思います。5、6歳のお子さんでした。

私の印象では、イクラは数字が高ければ症状が出る確率が高いと感じています。3くらいだと、症状が誘発されそうです。それでもこの患者さんにイクラを用いて負荷試験を行いました。

実は、この患者さん、これまでの人生でイクラを食べたことがありません。ですから、症状が出る可能性はあるものの、負荷試験はやる必要があったのです。

意外にも食べられるのか、それともわずかな量で強い症状を起こすのか、少なくとも親御さんにはそれを知っておいていただく必要があると考えました。

結果は、何と1粒で蕁麻疹が出てきました。腹痛もあったようです。

検査はすぐに中止となってしまいました。正直「やっぱりかぁ」と感じました。しかし、本人と親御さんにとってイクラは未知の食べ物でしたが、1粒でも症状が出るし、イクラのおにぎりや寿司を1個マルマル食べてしまえば、強いアレルギー症状を起こしてしまうことを証明できました。

これって主治医としてとても大切なことだと思っています。アナフィラキシーを起こさせてしまえば、恐怖心を植え付けるだけですので、そこまで強い症状が出なくてよかったと思っています。

食べたことをないものでも確認する。除去することに慣れて、負荷試験を勧めてもしたがらない親御さんも多いですが、大切なことだと思っていますので、今後も続けていこうと思っています。