昨日の負荷試験は、2件はイクラでした。
兄弟だったのですが、2人ともイクラが陽性でした。具体的には上の子がクラス3、下の子がクラス2でした。
イクラは時々負荷試験をやっていますが、アレルギー検査の数値が高ければ症状が出る確率が上がるということを経験上知っています。この兄弟は、上の子は数値が高い方で、下の子が低く、上の子は症状が出る確率が高い、下の子は出ないだろうという予想はありました。
イクラは、分割できないので1粒から負荷する医師も多いかもしれませんが、私の場合、1粒を口に含み、そのままペッと出していただいています。それだけでも症状が出る患者さんがいますから。
上のお子さんは、この方法で開始し、1粒、2粒と増やしていきました。数粒食べたところで症状が出て、中止となりました。イクラは除去してもらった方がいいという判断となりました。
下のお子さんは、持参した60粒を完食しています。除去の必要はなさそうです。上の子は残念でしたが、シロクロをつけられてよかったと思っています。
昨日は、午前中、こんな患者さんが受診されました。卵クッキー等があり、いろいろ検査した結果、イクラもクラス3でしたので、まだ2歳ということもあり、イクラは除去を勧めていました。
ご家族で回転寿しに行き、上の子の頼んだイクラを下の子が、親の目を離したスキに口にしてしまったようです。まもなくじんましんが広がり、救急外来の受診を余儀なくされたようです。
午後にこんな受診もありました。イクラを初めて食べたら、じんましんが出てきたのだそうです。この患者さんはイクラのアレルギー検査は受けていなかったため、アレルギー検査のための採血をさせていただきました。因果関係はありそうで、多分イクラアレルギーでしょう。
イクラは、低年齢のお子さんが、口にして出てきたアレルギー症状に親が驚く食品の上位になっています。タラコと違い、生で食べることが要因だろうと思っています。
そんなこともあり、卵や牛乳アレルギーがあるお子さんには、1歳過ぎにアレルギー検査をする場合は、イクラを加えています。もちろん、陰性のお子さんも多いのですが、検査が陽性であれば、気をつけるように言っています。
今回も、イクラを食べないように気をつけていて、ちょっとしたスキに口にしてしまい、じんましんが出てくれば、イクラが原因だとすぐに分かります。そして対処に移ることができます。
あとのケースでも、イクラが原因ではないかと疑える状況でしたが、必ずしも皆がそうとは限りません。じんましんが広がり、原因が特定できない時は親御さんも慌ててしまうことでしょう。
こんな感じで、昨日はイクラがらみの受診が多かったです。イクラは結果的にも1歳で食べさせてしまい、アレルギー症状を起こしてしまう食品の上位になります。イクラには気をつけたいと思っています。


