小児科 すこやかアレルギークリニック

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どう受け取られるか?
2016年03月10日 更新

先月、県内の某市で誤食事故がありました。

来週、保護者向けに食物アレルギーの勉強会をやることになっていますが、それに先立ち、園長が夕方来られるそうです。

牛乳アレルギーのお子さんに、シチューを与えてしまい、アナフィラキシーを起こした訳ですが、事前の血液検査で卵と乳が陽性で、いずれも何となく除去されていたようです。

こういうケースって実はよくある話で、誤食しても何ともないこともあります。数字だけで判断されており、実は卵でも牛乳アレルギーでもなかったというケースです。

ちなみに、卵は誤食したことがなく、乳は少量の誤食で軽い症状を繰り返していました。よく観察していれば、牛乳により注意していなければいけないことが分かったはずです。

当日、牛乳アレルギーのお子さんにシチューが提供された訳ですが、本人は食べたがらなかったそうです。そりゃそうでしょう、口に違和感なり症状は感じていたはずです。

その後、嘔吐がありました。食べたがらない、体の中に入ったものを解放する嘔吐も、誤食のポイントだろうと思っています。その後、じんましんと強い咳き込みがあったのですが、当時は危機管理が足りなかったため、親御さんの到着を待ちました。それもまずかった、救急車を呼んでも問題ない状況でした。

これは医師側の問題ですが、アナフィラキシーを起こしていて、体重も15kg以上あるにもかかわらず、エピペンが処方されていませんでした。これは、患者さんが当院を受診されたその日のうちに処方しています。

あと話そうと思っているのは、負荷試験を事前に受けておくべきだったということ。患者さんがみな恵まれた状況にあるとは限りませんが、当院で負荷試験を受けていれば、乳製品に気をつけておくべきだったことが分かったと思います。

親御さんからすれば、アレルギー検査の項目が高ければ、アレルギーだから除去ということは理解しやすいのでしょうが、3年以上ダラダラと除去されていました。私が最初から診ていたのであれば、1歳になった時点で卵も乳も負荷試験をやっていたであろうと思っています。

こういう考え方、保護者の方々にどう受け取られるでしょうか?。今から楽しみです。