小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

大幅更新
2016年01月12日 更新

福岡から刺激を受けて帰ってきました。

昨日も触れたように呼吸器疾患は奥が深いなと感じます。内科は呼吸器内科、循環器内科、神経内科などといろいろ分かれていますよね?。

実は、小児科医は子どもの何でも診ることを求められrますがが、内科のように専門分野が分かれています。専門化、細分化する医学に対し、小児科医がすべての分野をそつなく診ることはもはや不可能です。

内科にはありませんが、新生児を専門とする小児科医もいますし、循環器や神経、内分泌が専門の小児科医もいます。それと同格としてアレルギーもありますし、呼吸器もあるのです。

小児科医なら誰でも、感染症として気管支炎や肺炎、アレルギーとしてぜんそくを日常的に診ていますが、残念ながら上っ面を診ていることが多く、更に深く、難しくなると対応できないことも多いと思います。喉の奥は診察で診ることはできないため、昨日も触れましたが、喉頭鏡を用いたりする呼吸器専門の小児科医は、全国的にもかなり少なくなります。

アレルギーも、これだけ患者さんが多いものの、専門とする小児科医は少なく、専門でない医師の無責任な対応によって振り回されている患者さんも少なくありません。

新潟の場合、判断ミスが死につながる新生児や循環器は、専門医が確実に増えていますが、呼吸器やアレルギーはとても少ない状況です。ただ、これは新潟県内に限らず、全国的な傾向のようです。ただし、私が負荷試験を始めた15年前はそんな小児科医はほとんどいませんでしたが、ここ最近は徐々に増えているのは事実です。それでも患者さんのニーズには全然応えられていません。

ようやくタイトルの話題に触れられます(汗)。先週、エビで負荷試験を行いました。アレルギー検査の結果は、クラス5でした。抗体の実数は94くらいでした。この数字が100を超えるとクラス6という最高の値になりますので、クラス6に相当近いクラス5となります。

そんな高い人になぜ負荷試験を?と思われるかもしれません。昨年すこや健康フェアでご講演いただいた伊藤浩明先生も指摘されていますが、エビは数値が高くても食べられることもあり、クラス0でも症状が出る人がいます。つまり、検査自体の信頼性が他の食品よりは低いのだそうです。

私もピーナッツやソバは数値が高いと症状が出るし、比例して強い症状が出ることが多いという印象を持っており、負荷試験を強行しようとは思いませんが、エビの場合はやってみるしかないと考えたのです。

結果は、何とエビを5尾食べることができました。これまでの当院の記録は、エビはやはりクラス5ですが、実数は55くらいでした。クラス4が49.9まで、クラス5が50.0以上ですから、クラス4に近いクラス5の患者さんでした。

記録のために負荷試験をやっているわけではないので、こういう言い方に抵抗があるのですが、エビの負荷試験については大幅に更新となりました。

今日の記事をお読みの、エビの数値が高く継続して除去している方は、「うちの子もひょっとして食べられるのではないか?」という希望を持って欲しいと思っています。家で不用意に食べさせてみてというつもりはありません。それこそアレルギー専門医から負荷試験をやってもらうことをお勧めします。

ポイントは、過去にエビで強い症状が出た場合は注意が必要です。やはり治りづらいとされるアレルゲンですから。食べたことがないのなら、今回のようなことは有り得ると思っています。

エビの場合、あまりにも治りづらい食べ物という先入観が強く、数値が高い=強い症状が誘発されると思い込まれているため、例外もあるんだよという意味も込めて今日の記事を書きました。