小児科 すこやかアレルギークリニック

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面目躍如
2015年10月13日 更新

昨日、出張して勉強してきました。

アレルギーでない分野の話を聞くのは新鮮だったりします(笑)。虐待によって脳の一部分が萎縮するって話には衝撃を受けました。いろいろな話を聞くことができました。

さて、そろそろインフルエンザの予防接種も始まりますし、忙しい季節に差し掛かってきました。気合いで乗り切らないといけません。

食物負荷試験も地道に行っています。当院の場合、食物アレルギーの指示書の記載を園や学校から求められる3月、4月が一番多いのですが、一年を通して割りとコンスタントに需要があります。

先日も、3人卵アレルギーの患者さんに負荷試験を行いました。最初の患者さんは1歳2ヶ月、次は1歳1ヶ月でした。現状のルールでは、負荷試験は0歳では行わないことになっているため、1歳の声を聞くと負荷試験を勧めています。1歳2ヶ月と1歳1ヶ月で負荷試験をやるなんて、当院ならでは、なんて思っていました。

3人目は何と1歳0ヶ月!。どんどん若くなっていきます(笑)。いずれも0歳時にアレルギー検査で卵白がクラス2~4だった患者さんです。「1歳になったら負荷試験をやりましょう」と説明していたので、親御さんも楽しみに待っていたようです。

中には「クラス2なんて食べられて当然」なんて思う方もいるかもしれません。しかし、当院で経験した患者さんで、卵を1口食べて家でアナフィラキシーショックを起こし、一時意識消失した赤ちゃんの検査をしてみると、卵がクラス2だったこともあり、ごくごく一部なのでしょうが、クラス2程度だから何も起こらないなんて言えないことを経験しています。やはり“初卵”は慎重の方が間違いないと思っています。

いずれも、当院得意の卵クッキーを使いましたが、3人とも何の問題もなく完食しています。最近は、食べさせ始めるタイミングが話題になっており、1歳になってから食べさせるにもどうなんだろうという気持ちはあります。先ほど述べたように、負荷試験は1歳からというルールがある以上、大幅に逸れた方法を取ることはできませんが、私個人は1歳早々に負荷試験をやることは、なんら問題ないと考えています。

たまたま卵クッキーの負荷試験が3人重なり、更に1歳になり次第行ったケースがそろった訳ですが、当院の面目躍如って感じがしました。

冒頭の虐待による脳の一部の萎縮は、解除することで戻ることも期待できるそうです。病気の基本は、大抵は早期発見、早期治療ですが、食物アレルギーに関して同様のことが言えるのだろうと思っています。