こちらは時差があり、日本の7時間遅れです。
来た時は、夜に向かってきた格好なので、夜が長かった。寝ても寝ても夜が開けないって感じでした(笑)。
本日、画像の街に到着しました。テレビと写真の世界だけだったので、感銘を受けました。さすが花の都って感じです。
ところが、呑気に観光ばかりしている訳にもいきません。頭の中の3分の1以上は、22日の講演の話の組み立てのことです。
最初はいかに与えられた1時間を話しきるだけのネタを作るかということでしたが、意外とあれもしゃべりたい、これもしゃべりたいとなってしまい、いかに1時間に抑えるかということになりそうです。
でも、ほとんどが臨床の実践的な話です。開業して、はや8年になりますが、とにかくいかに子ども達の症状を改善させるか?ということを考えてやってきました。その中で、積み上げてきたことを話にまとめれば、それなりの価値の話ができるという自信はあります。
お題は、経皮感作とアレルギーマーチです。耳鼻科の先生の研究会に呼ばれている訳ですが、耳鼻科の先生はアトピー性皮膚炎と食物アレルギーはまず診ません。アレルギーマーチによると、その次に出てくるはずのぜんそく、アレルギー性鼻炎をいかに早く見いだし、治療に結びつけるかということでしょう。ただ、鼻炎は耳鼻科の先生のご専門で、私がとやかく言うことでもないでしょうから、ぜんそくというか、いわゆる“長引く咳”への対処法ということになろうかと思っています。
ぜんそくは耳鼻科の先生は専門外だと思っていましたが、診ることもあるようなのです。咳や鼻が出ると、小児科ではなく、耳鼻科に行く親御さんっていると思います。小児科医がぜんそくを見逃すこともありますので、優秀な耳鼻科の先生はぜんそくを診ざるを得ないのでしょう。
小児科医は、咳が出れば短絡的に風邪と決めつける人も決して少なくなく、であれば、私のやり方を伝授して、耳鼻科の先生にぜんそくの対応をしていただくしかないとも思っています。
鼻炎の診断は耳鼻科の先生に譲るとして、ただ最近はアレルギー性鼻炎の発症が低年齢化していると言われており、その辺の注意喚起のデータを提示しようと思っています。
また、耳鼻科の先生に知っておいていただきたい食物アレルギーの知識として、口腔アレルギー症候群があります。花粉症がらみで、それと似た構\造を持つ果物や野菜に対し、アレルギー症状がみられてしまうというものです。
ウワサによると、アレルギー検査で判断されている先生が多いらしく、口腔アレルギー症候群は血液検査は陰性になることも多く、皮膚テストが有効のことも多いのです。その辺は是非とも抑えておいていただきたいところですし、最終的には食物負荷試験が必要になったりします。
ただ、パイナップルやビワなどアレルギー検査の項目にないものもあり、皮膚テストはいざという時のために、習得しておきたい検査だと思います。
また、耳鼻科の先生のよく出される消炎剤には卵成分が含まれることも多く、実際に当院ではアナフィラキシーを起こしたお子さんもいます。内服後に急変すると、小児科を受診されるでしょうから、ご存知ない先生もいるかもしれません。悪気はないにしても、使ってはいけない薬を出さないのは、医療として当たり前のことですので、その辺には私も気をつけているつもりです。
吸入ステロイド薬を使用する際に、吸入補助具は不可欠ですが、処方されていなかったケースや、アドエアという薬の年齢の適応が守られていなかったケースも経験しており、そういう話もしようかと思っています。
そういえば、昨年も帰国の10日後に全国学会で小児科の先生に講演する機会があり、やはり旅行そっちのけで、講演の準備をしていたっけ(汗)。
いや、逆に来年もそうなるよう頑張らなければと思っています。とりあえず、今年の乗り切らないといけません。



