今日も新患が多く、腕の見せどころでした。
ヘロヘロになる程疲れなかったので、成田までの道中は頑張って運転できそうです(笑)。
それにしてもアレルギーで困っている患者さんは多く、結構いい加減なことをされていて、それに気付いていないケースは多々あるものだと実感しています。
例えば、いつも言うようにぜんそくを“風邪”とか“気管支炎”とか言っている小児科医は多いですが、初期の段階で風邪と診断しても仕方ないところはあります。最初は誰でも区別のつきにくい状況だったりするからです。「風邪は万病のもと」ですから。
「ダメな医療」が存在すると言っていますが、良くなっていなくても同じ薬を出し続けるモラルのなさは、批判されても仕方ないはずです。しかし、患者さんは医師を信用していますので、変なことをされても気付かないということは往々にしてあることです。
実際は、医師の勉強不足、企業努力のなさが原因だったりしており、格好つける訳ではないですが、患者さんを救おうおうと一生懸命やっている医師にとっては、迷惑千万な行為だと思っています。
先ほども言った通り、最初は風邪と思っても、良くならなければ、「自分の診断が間違っているのでは?」と常に自分のやっている医療に注意を払い続ける必要があります。
先日、当院でぜんそくと診断している患者さんが、熱と咳で受診されました。治療をしているので、咳は風邪なりが引き金となり、悪化しているのではないかと考えました。
私は風邪というよりも気管支炎があると考え、アジスロマイシンという薬を処方しました。この状況では、かなり効くという印象を持っており、後日再診して頂きましたが、改善していませんでした。
私が有効と思ったアジスロマイシンが効いていないようです。「もしかしてマイコプラズマか?」と思いました。私の中でマイコプラズマも想定しており、であればアジスロマイシンが効くはずです。
効かないのはおかしいと思いました。そこで私が考えたのは、アジスロマイシンが有効でない、ひねくれたマイコプラズマではないか?ということでした。マイコプラズマを調べると、案の定、陽性でした。
最近はアジスロマイシンさえも効かないマイコプラズマがいて、今回もそういうパターンなのかもしれないと考えています。そこでひねくれたマイコプラズマにも有効とされる抗生剤を新たに処方しました。
私の予想通りに話が進んだのかなと思えるケースではありますが、いつもこのような発想のもと、診療しているつもりです。「なぜ良くならない?」という思いが私の診療の原動力になっていると思っています。
私みたいな大して能力のない医師でも、一生懸命考えながらやれば、それなりの治療はできると思っています。開院してまもなく8年になりますが、自分のやり方は間違ってはいないだろうと思っています。
PS:旅先は時差があるため、記事を載せる時間が日本時間とは異なりますが、基本的にいつものペースでトピックスを書き続けようと思っています。


