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2015年02月02日 更新

昨日、東京で食物アレルギー研究会がありました。

もう5年連続くらいで発表しているのかな。食物アレルギーに力を入れているので、こういう学会にも欠かさず参加しているし、1年の成果を発表できればと思っているので、一応何かしらの成果があるので、続いているということなのでしょう。

プログラムに構成があって、最初は国や行政の取り組みの話があり、文科省のお役人さんがお話されていました。その後は一般演題があり、私もその一人として話をしてきました。ちなみに、最後は展望についてで、食物アレルギーの研究の最前線という話がありました。どれも勉強になります。

文科省が今年は本腰を入れいるようで、練習用のエピペンが全国の公立の小学校、中学校、高校に配布されるようです。より分かりやすいDVDも作成され、それを観ていつでもエピペンを打てるようにしておきなさいということのようです。

私も去年あたりは、1年で医院が休診の水曜の午後を利用して、県内の園や学校にエピペンの指導の話をしに駆けずり回っていました。1年で休みは盆と正月の3日だけだったので、ちょっと疲れたけれど、ニーズがあったので、頑張り通しました。

国が本腰を入れると、私もありがたいと思っています。つまり、園や学校の直接の指導はニーズがある限りは続けるつもりですが、別のこともできるようになる訳です。

いま一番力を入れていることを、昨日発表してきたのですが、開業医向けの負荷試験の方法を広めることです。

全国の食物アレルギーで困っている患者さんの全員が負荷試験を受けて、無駄な除去をなくすることが大切です。しかし、負荷試験の充足率がたったの6.4%なのだそうです。93%の子ども達や保護者が困り果てているということになります。

専門病院が更に件数を増やすといっても、今でも十分に頑張っているでしょうし、それで6.4%なんだからとても無理な話しでしょう。

時々言っているように、負荷試験を“隠蔽”したがる医師もいます。当院の負荷試験のほとんどが、紹介はありません。“隠蔽”しないよう、良心的な対応を求めたいのですが、これもとても無理な話です。彼らも医院の患者が減ることは死活問題なので、きっとそういうことだろうと思います。ただ、そういう事情は患者さんには全く関係のない話です。

ただ、世の中にはそういう医師だけでなく、やってみたいけれど“食わず嫌い”になっている医師もいます。確かに負荷試験はアナフィラキシーの危険性もあり、取っ付きづらいんです。

私のやっていることは、1歳になったら、卵の少量含む加工品を用い、負荷試験をやっています。負荷試験で症状を起こす確率は数%で、多くの子ども達が安全に食べられています。症状がほとんど起こらないので、医師も診療の集中できます。

子どもは食べ慣れることができるし、親の自信を持てるし、医師も困っている患者さんに負荷試験をやることができる。紹介ばかりしていたら、手元に患者がいなくなってしまうということもなくなります。こういうやり方を、やる気のある開業医の先生方に広めたいと思っています。

今回の発表の選定の際に、開業医向けの話も必要だということで、私の話が選ばれたようですし、実際に発表が終わったら、ある大学教授の先生が私の元に寄ってきて、興味を持って頂けたようです。

これからのトレンドは、「これ」だと思っています。春の学会にも発表予定すし、ある県の医師会でも話させて頂く予定です。しばらくは、これに力を注いでいこうと思っています。