小児科 すこやかアレルギークリニック

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2012年01月31日 更新

ここ最近、休診であるはずの水曜の午後が予定で埋まっています。

テレビ収録は何とか終わり、あとはエピペンに関する勉強会の講師の予定が目白押しです。今日が山場でしょうか?。規模が小さいから手を抜くつもりもサラサラないのですが、今日の勉強会は大規模で、午前中の診療が終わったら某市に出掛けなければなりません。

某市では、小学校から高校はもとより、保育園、幼稚園でもエピペンを預かる方針を決定して下さり、多くの関係者を集めてエピペンの対処法も含め、食物アレルギーへの理解を深めることになっています。

先週も、卵や乳製品でアナフィラキシーを起こしてしまったお子さんの通う園に出向き、対処法などをお話ししました。

そのお子さんがアナフィラキシーを起こした時の状況も話しましたが、それはまた起こした際に参考になります。また、アレルギー検査の値、何が食べられて、何が食べられないかなど触れましたが、逆に、こういう個別の話が必要なんだろうと思っています。その園では、差し当たり注意が必要なのは、エピペンを処方されているお子さんだからです。

今回のような100名を越える参加者がある場合は、一般論が中心になるでしょうし、年齢幅が大きいと話の内容も変える必要があります。

幼児は即時型反応が中心ですし、アレルゲンも卵や牛乳、小麦ですが、中高生ですと卵や乳の即時型はほとんど見られなくなり、幼児には見られない食物依存性運動誘発アナフィラキシーも見られるようになります。フルーツを食べた時の口腔アレルギー症候群も増えてきます。

食物アレルギーの基本的な流れを抑えつつ、アレルギー症状が出た時の対処法を知る必要があると思っています。ただ、あまりに欲張ってしまうと、何が大切なのかピントがボケてしまっては困ります。対象が広まると、話す方もちょっと大変なのです。

ただ、あくまでアナフィラキシー時の対応がメインなので、エピペンの使い方、使うタイミングだけは覚えておいて頂きたいと思っています。中学、高校くらいになると、頻度は多くないものの、これまで食物アレルギーはないものと思っていたのに、パンや麺類を食べて、運動してアナフィラキシーショックに至ることも起こり得ます。

また、先日私の診ている患者さんで起きたことですが、ミルクアレルギーがあり、乳製品ではアナフィラキシーを数回起こしたことがありますが、検査でピーナッツの数値が上がってきているのを不気味に思っていました。与えたお菓子の中にピーナッツが入っていて、アナフィラキシーを起こし病院に救急搬送されたそうです。これまでピーナッツは食べていなかったし、まさかアナフィラキシーを起こすとは思ってもいなかったのです。「学校に食物アレルギーの子がいないから、話半分に聞いておけばいいや」と思ってもらっては困ります。

ですから、アレルギー体質を持つお子さんが発症するのですが、突然予想外にアナフィラキシーを起こすことも有り得るのです。備えあれば憂いなしで、多くの参加者の方々にいざという時の対処をしっておいて頂きたいと思っています。既にエピペンが処方されているケースでは、エピペンを打つタイミングを知っておく必要がありますが、そうでなければ救急車を呼ぶか、症状が軽ければ様子をみていいかどうかなどを冷静に判断しなければなりません。

そうそう、この市には当院で診ている食物アレルギーの患者さんの中でトップクラスに重く、多くの食品を食べられないお子さんがいます。講演で1時間半弱話すことになっていますが、その後、その子がこの春に上がる小学校の先生から個別相談を受けることになっています。あまりに重症なので、私も学校の先生とは話し合いの機会を作って頂こうと思っていました。

最近は、毎日の診療ももちろん一生懸命やっていますが、講演が終わったら、また次の週の講演の準備をすると言う毎日です(汗)。今日の講演が終われば、楽になりそうです。

ただ、ニュースで言われているように新潟は大雪です。吹雪けば、車の移動も大変です。どういう訳か、水曜に天気が特に荒れるというパターンが続いています。余裕を持って出掛け、大仕事を終わらせて、早く楽になりたいかなと思っています。