今月23日の食物アレルギーのイベントに向けて、準備を進めています。
全国でもワースト1レベルの新潟県の食物アレルギー事情をいかに向上させるかが今回のテーマです。いきなり“人並み”にするのは無理ですから、食物アレルギーの“しょ”くらいは理解が進むといいなと思っています。
と言っても、私はゼロからのスタートと思っていますので、まずは関心を持って頂くことが重要と考えています。そのためには、イベントの告知が大切でしょう。当院のイベントなら、私自身が案内を作成したりする必要があるのですが、今回は「アレルギー支援ネットワーク」さんのご協力を得て、県内のNPO法人「米ニケーションセンター」さんが主体となって動いてくださっています。
長岡市を中心に、告知をしてくださっております。折角ならと先日、地元のテレビ局のTeNYの「医療の広場」のホームページの一番下に「イベント情報」というところがあり、そこにも今回のイベントのことを載せて頂きました。
http://www.iryou-hiroba.com/index.php
ラジオや県内の新聞でも告知をして頂くことになっています。当院は過去に食物アレルギーのイベントを細々ながらやっていますが、ラジオや新聞で告知をしたことがないので、メディアの力がどれだけあるのかと期待しています。
私の場合は、講演という与えられた仕事をこなすだけなのですが、つまりいかに食物アレルギーという病気を理解して頂けるよう分かりやすく話すかが課題です。普段から、講演を依頼されたり、院内勉強会などで食物アレルギーの話をしています。前勤務先の病院の時からやっていますので、平成14年からということになります。それなりに年季も入っているつもりです。
今回のイベントは「アレルギー支援ネットワーク」さん主導で開催されることになりましたので、私の講演の内容も事前に見て頂く必要がありました。ここ最近は「どう話をすれば効果的に理解して頂けるか?」ということをずっと考えていました。もちろん、食物アレルギーはどういう病気で、どうして起こるのか、どう診断して、どう治療を進めていくのかを細かにスライドにしたつもりですが、スライドの内容は良かったのですが、ひとつ注文が付きました。
それは、「子ども達が皆と同じものを食べたいのに食べられない」という現実にも触れた方がいい、というものでした。確かに、園や学校で理不尽な対応を取られているお子さんもいます。医師の指導不足もあるのですが、社会が見落としている部分でもあります。「病気なんだから、我慢は当たり前」と言ってしまえばそれまでで、周囲の大人達がもうちょっと理解することで、どれだけお子さんや親御さんとの間の“潤滑剤”になるかと思うのです。
あと1週間もありますから、病気のことを理路整然と話すことも重要ですが、周囲の理解不足で困っている現状にも触れ、患者さんの困りきっている現実にも力を入れた話にもっていこうと思っています。
今回の参加者は、食物アレルギーの子を持つ親御さんの参加もあるでしょうが、そうではない方もいらっしゃると思います。本来成長、発達をしていかなければならない未来を担う子ども達が、おやつを含めればもっとですが、細心の注意で1日3回食事を摂り、そのために親御さんが神経をすり減らしている現状もお話しし、社会全体がもっと食物アレルギーについて考えるきっかけになってくれたらいいなと思っています。


