小児科 すこやかアレルギークリニック

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2024/04/03
今日は水曜午後ですから医院の休診をいかして、某小学校に出向き、食物アレルギーの話をする嵐閧ノなっています。

一番人気の高い、新年度1発目です。人事異動後の新しいメンバーが揃って、さらにまだ春休み期間中ということで必然的に競争率が高くなります。

昨年、上越市で死亡事故スレスレの誤食事故がありました。ミスが重ならないと、こういうことは起きなくなってきています。

「誤食」させても、その後のリカバリーが早ければいいのですが、上越市の場合はリカバリーが遅れて、お子さんに辛い思いをさせてしまったのです。

どちらかというと、専門医が食物アレルギーの話をする時は、起きている症状に早く気づき、エピペン注射をいかに打てるかということが話の中心になると思います。

エピペンの成分のアドレナリンは本来人間の体で作られている成分であり、早まって打ってしまっても、一時的に心臓があおる感じで、しばらくすると元に戻ってしまう。ですから「ためらったら打つ」という姿勢は大事です、という説明も欠かせません。

私の話では、食物アレルギーの一番うまい対応は治してしまう(食べられるようにする)ことですと言っています。

「食べさせてはいけない」、「迷ったらエピペン」などと恐怖をあおるだけでは、「治る」とは逆方向に進んでしまうと考えています。

今年は「治す戦略」についても強調する嵐閧ナす。

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