先日、新発田市から食物アレルギーの患者さんが紹介受診されました。
非常に重症で、お困りでしたので、平日の診療の日に1時間半以上話をしました。自分で言うのも何ですが、小児科外来ではまずお目にかかれない光景だと思います。
当院には新潟市や三条市、長岡市などからもアレルギーの患者さんが来られます。他の小児科の先生よりは、専門施設で修行をしてきて、こだわって勉強している分、知識も技術も持っているつもりです。その上、遠くからも沢山の患者さんが頼って受診して下さるので、なおさら経験にも差が出てしまいますよね。期待を持って受診されるのに、時間を気にした対応をしたら恥ずかしいし、紹介して下さった先生にも迷惑をかけてしまうと思っています。
アレルギーで本当に困っている患者さんの中には、対応が難しいお子さんもいらっしゃいます。となると“経験”と“知識”、“技術”がモノを言います。実際に、そういった患者さんを目の前にすると、自分がキチンと対応しないと、この患者さんは路頭に迷ってしまうと思ってしまいます。自分がやらなければならないと思うのです。
どこの医院にも、アレルギーに限らず、軽症から重症の患者さんが受診されます。軽症なら数分で済みますが、重症の患者さんの応対に数分で事足りるはずがないのです。これは医院の経営者の考え方によって変わってくることでしょうが、重症度や親御さんの心配度に合わせて、診療に変化をつけるのは当たり前だと思っていますし、そうすべきだと思っています。
となると、お困りの患者さんに時間をかけて対応すると、他の患者さんの待ち時間が長くなります。私のこれまでの診療経験から言いますと、待ち時間が長いからかかりつけを他の医院に替えるということはまずありません。少子化となると、親御さんの方も逆に子供を丁寧に育てようと思われるのだと思います。納得いくまで説明してくれる医院に“こだわって”通院されるのだと思います。
当院は、春休みは小学生の患者さんが多かったです。学校を休まなくていいからです。この夏休みにも、ぜんそくの治療を止めていいかを客観的に判断する気道過敏性試験も何人か予約が入っております。これも頑張って治療を続けて来られた患者さんの治療を止めていいかどうかの判定を、医学的に正しく行いたいと思いやっていることです。この検査を中・上越ではやっている小児科はほとんどないと思います。
多分、この夏もお困りの患者さんが受診されるものと思っています。患者さんのご期待に応えられるよう、こだわりの医療を行っていくつもりです。


