小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

価格破壊
2008年10月09日 更新

昨日も書きましたが、患者さんは“権利”があります。

主治医を信頼して、病気を治して欲しくて通院していますし、診察代を払っているのです。当然、適切な診断を受けて適切な治療を受ける“権利”があります。

各小児科医にはこどもの領域における専門分野があります。小児科の分野も細分化、高度化しているため、その患者さんが重症な場合は、適切な治療が受けられない可能性があります。例えば、神経や内分泌、血液の病気などです。アレルギーもそう言えるでしょう。新しい治療法を勉強して、自信があれば治療してみてもいいと思いますが、それで良くならなければ、その分野の専門医に委ねた方が患者さんのためになると考えています。

自信のない分野において、なかなか症状の改善しない患者さんに「また同じ薬を出しておきます」なんて言い続けるのは、心が痛みますし、患者さんに失礼なことをしていると思ってしまいます。

その分、アレルギーに関しては日頃からこだわって勉強して、専門医として期待に沿えるよう準備しているつもりです。お陰さまで、当院を受診される患者さんのほとんどがぜんそくやアトピー、食物アレルギーです。自分の専門分野で自信を持って腕を振るうことができるのは、幸せなことだと考えています。また患者さんも信用して通院して下さるので、適切な治療ができて患者さんにもメリットのあることだと思います。

私はアレルギーを専門として以来、患者さんとは定期的に通院という形で顔を合わせているので、情が湧くというのは変な言い方ですが、より症状を良くしたいと欲が出てくるのかもしれません。医院にとって処置や検査が多ければ収入は増えますが、日頃から可愛がっているお子さんに「点滴」や「採血」など痛いことは避けたくなります。多分、小児科の開業医としては点滴や検査はかなり少ないのではないかと思っています。しかし、それが故に、当院に通院している患者さんの治りが悪いとか、入院が多いというのはないと思います。

来週から当院でもインフルエンザのワクチン接種を始めます。料金は他の施設より安い「1回2500円」としています。以前も書きましたが、ワクチン自体は他の医院さんと同じものです。昨年は1回3000円でしたが、企業努力をして下げたのです。

ぜんそくがあった場合、インフルエンザにかかると重い発作を起こすことがあります。当院の患者さんはぜんそくの方が非常に多いのです。となるとかかりつけの患者さんを守るためには、なるべくワクチンの接種を受けて頂かないといけません。これだけ不景気だと、なるべく接種料金を安くして、受けやすくしないと筋が通らないと考えました。“価格破壊”というのはやや大袈裟かもしれませんが、周囲より1回当たりで500~1000円安いのは親御さんにとってもメリットは大きいと考えました。自分の生活も大切ですが、患者さんの健康を優先するのが良心的だと私は思っています。

先日の「すこやか健康フェア」では食物アレルギーの情報を求めている患者さんや園関係者の方々に、正しい情報を発信ができたと思っています。これも営利目的ではなく、一切を無料で行いました。これも当院の考える良心的な医療行為だとひとつだと思っています。日頃の診療にしても、インフルエンザワクチンに関しても、良心的にして、患者さんをメインに考えた医療を行っていきたいと考えています。