小児科 すこやかアレルギークリニック

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勉強会の準備
2009年01月31日 更新

医療は経験や勘だけに頼ってはいけません。医学的に正しい治療をキチンと行うことが、患者さんにとって望ましいことだと思います。

しかし、これは医師にとっても望ましいことでしょう。適切な治療をして、患者さんの症状が改善すれば、それは患者さんからの“信頼”という形で返ってくることだと思うからです。

最近書いていることですが、小児ぜんそくの治療に関するガイドラインが2008年12月に改訂になりました。その前は2005年でしたので、3年ぶりにモデルチェンジを行ったことになります。

この改訂は、ぜんそく患者さんのほとんどがご存知ないことだと思います。当院の場合は、診察室の傍らに最新のガイドラインを置いておいて、必要になると手に取り患者さんに「これが今の医療です」と説明に頻用しています。だいたい当院に初めてかかる患者さんは、「咳が止まらない」をいう理由で受診されます。ガイドラインにはぜんそくという病気の定義も示されていますので、まずぜんそくであることをご理解頂きます。その上で、ようやく症状を鎮めるための治療の話に移行できるのです。

ガイドラインは重症な方には手厚い治療を勧めています。「お子さんの場合は、この重症度だからこの治療をした方がいいでしょう」といった具合に治療法をお示しし、治療が始まるというパターンです。

新しいぜんそくのガイドラインについて日本の第一人者の先生が小児科医向けに説明してくれる勉強会が、木曜日と金曜日の2日連続で行われました。私もガイドラインを把握しているつもりですが、勉強のために拝聴してきました。これは製薬会社がスポンサーとなり、先月改訂になったばかりのガイドラインをいち早く情報提供しようと行われているものです。

ガイドラインの最初の部分に「これは、現在の標準的治療を示すものであり、各医師にこの方法を無理強いするものではない」というような意味合いのことが書かれています。確かに治療法を最終的に選択するのは主治医の判断ということになります。

でも、勉強会の中で「ガイドラインの治療以外をするには、患者さんに『私はこういう考えでガイドラインとは違うこの治療法を選んだ』と説明できるだけの根拠を持たなければならない」と説明されていました。確かにそうですよね。「私はこれまでずっと(我流の)この方法でやってきて問題がなかった」くらいの説明であれば、「もっといい方法ないんですか?」と突っ込みたくなります(笑)。

当院はアレルギーにこだわっているため、31日に院内勉強会を行います。新しいガイドラインについて説明を行いますが、地元の患者さんに新しい適切な治療法をご理解頂くためです。人に説明するためには、自分がキチンと理解していないと話せませんよね?。過去のガイドラインとの違いも話せないといけないと思い、木金と勉強会に参加したのですが、土曜の当院での院内勉強会のためでもあります。

今は31日の深夜(明け方?)ですが、先程まで勉強会のためのスライド作りをしていました(汗)。自分で言うことではないのかもしれませんが、我ながら企業努力をしているつもりです。ようやく何とか明日の準備は終わりました。

院内勉強会の参加者は毎回すごく多くはないですが、「新しいアレルギーの情報をいち早く知りたい」という親御さんはいらっしゃいます。自分の子どもに適切な治療をやって欲しいと願っているからです。そういう親御さんのためにも院内勉強会は続けていきたいと考えています。