最近は、市外からもアレルギーの患者さんの受診が多くなっています。
ぜんそく、アトピーの患者さんが多いのですが、その多くが診断がハッキリとついていない状態です。いつも言っている通り、診断が正しくなければ治療は適切に行われることはないでしょう。ある意味、当たり前のことで、アレルギーはこんなに誤解が多いものかと思い知らされている日々です。
これまでのかかりつけの先生の診断と異なろうと、“ガイドライン”に沿って診断をつけなければ、お勧めの治療に進めないので「ガイドラインによるとぜんそく(アトピー)と診断されます」と言って、そこ根拠を示し、納得して頂くまで説明しています。ぜんそくなり、アトピーですと診断すると「診断がついてホッとしました」とか「(今まで診断されずに)ショックです」など様々な反応があります。
慢性の病気は、やはり親御さんにとってもマイナスのイメージがあるようですが、しかし診断がつけば、治ることを目標に前進あるのみです。嘆いてばかりはいられないのです。
当院を受診された患者さんは、だいたい1週間後に再診して頂いておりますが、「悪くなりました」とおっしゃる患者さんはまずおりません。つまり、診断が正しくなされれば、あとは“ガイドライン”に乗った治療をするだけで、症状は改善するということです。
いずれ“ガイドライン”に沿った治療をしなければ、「適切な治療ではない」と判断される時代が来るでしょう。
食物アレルギーの“ガイドライン”も存在しますが、その中で「食物負荷試験」を推奨しています。他院で診られていた食物アレルギーの患者さんが、当院に受診されるケースも多いですが、ほとんどが「食物負荷試験」のことを知らされていません。「そんな方法があるんですか」とか「それなら安心して検査できます」と言われます。
ズバリ言って、患者さんの望む医療は「“ガイドライン”に沿った正しい診断と適切な治療」であると確信しています。
私のやるべきことは、地元(広く言えば新潟県)の患者さん達にアレルギーの病気には“ガイドライン”が存在することを知って頂くことだろうと思います。当院では毎月院内勉強会を行っていますが、過去に17回実施しています。そのうち1回は新型インフルエンザ対策の話をしましたが、残りの16回はまず“ガイドライン”の話をしているか、話の中で触れているはずです。小さな医院でも、患者さんのためにこれだけのことができる、ということを示したいと根性で続けています。
現在28日の零時を過ぎましたが、28日の勉強会のスライドがまだ完成していません(涙)。これからラストスパートで頑張って準備をしたいと思います。当院は、これからも院内勉強会で各アレルギーの病気の“ガイドライン”の重要性を患者さんに説いていきたいと思っています。


