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2010年12月27日 更新

日曜日に「M-1」がありました。

漫才師のナンバー1を選ぶコンテストなのですが、レコード大賞のように年末の風物詩のようになっていました。しかし、10年目の今年をもって終了なのだそうです。

数千組の漫才をする芸人のナンバー1を選ぶだけあって、それぞれがM-1で優勝することを夢見て、頑張っています。過去の優勝者をみると、M-1をきっかけにお笑い番組の常連になることもしばしばで、収入も含めて、生活が一変しています。そりゃ、必死でしょう。

それにしても、テストと違って、ある意味“芸術作品”なので、それに優劣をつけることって大変なことだと思います。笑いのツボは各人各様だし、面白いと思っても、似たような漫才を繰り返したら評価は落ちてしまいます。審査員も評価に困っていました。

何となく見ていましたが、9組の芸人が出て、それぞれが終わった後のコメントで「全力を出した。悔いはない。」と言います。確かに彼らの持てる力をフルに発揮して、栄光をつかみにきているのだと思います。

例年思うのですが、これは私の感想ですが、面白い漫才と少しも面白くないものがあります。人それぞれの感性はあるのでしょうが、力を出し切っても、力の差ってあるのだろうなと思います。「このコンビは、やっぱり上手いな」と感じたり、悪いのですが「何で決勝に出てきたんだろう?」と思うこともあります。一応テレビによく出てくるような、「プロ」であってもです。

それぞれの芸人が、それぞれの志をもって、漫才を極めようと漫才に取り組んでいます。それでも実際の漫才に大きな差が出てくるのは、素質や努力、相方との間合いなどが影響するのでしょうか?。

医療も、診療に点数はつけられません。患者さんは100%同じ症状でないし、そのお子さんの年齢や体力、免疫力などで治り方や治療に対する反応も異なることでしょう。

では、各医師の力量に任せることのなるとどうなるかというと、各医師もそれぞれ経験した患者さんの数や症状もバラバラですので、医師により対応が異なることになり兼ねません。何の方向性も持たなければ、医学が学問たり得なくなってしまいます。

だからこそ、いつも言っているように「ガイドライン」が生まれました。その通りにやれば、まず間違いなく症状は軽快させることができます。これはアレルギーに限った話でなく、他の病気についても作成されており、逆にどの病気にもガイドラインが作られていると言っても過言ではないのです。日本の医療のレベルを上げるためには、ガイドラインが不可欠と言っていいでしょう。

連日、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、食物アレルギーで困っている患者さんが当院を受診されています。ところが、そんな患者さんのすべてがガイドラインはお構いなしといった対応がされています。ぜんそくやアトピーは診断すらなされておらず、食物アレルギーは「食物負荷試験」の話すらされておらず、アレルギー検査の値のみで食べられる、食べられないの判断がなされています。

ガイドラインの説明をすると、そこで初めてガイドラインの存在を知り、どの患者さんも愕然とされています。各医師がもう少しアレルギーの患者さんに親身になれば、「オレが何とかしてやる」という気迫を持てば、現時点で最良と判断される治療法を記したのがガイドラインですから、自ずと治療法は定まってくるはずです。なのに、そんな状況は“夢のまた夢”というのが現実のようです。

ガイドラインを広めるためには、あらゆる手を考えたいと思っています。そのひとつの手段として、ネットを考えています。地元のテレビ局が開設しているホームページに載せて頂きました。
http://www.iryou-hiroba.com/detail/index.php?id=30159&si=&s=&cat=&area=&key=&d=&row=

2010年もアレルギーの子ども達のために一生懸命頑張ってきたつもりですが、ガイドラインが一向に広まる気配も感じることができず、更なる頑張りが必要のようです。正直、開院して3年以上経つのにこんな状況にガッカリしている自分がいます。しかし、逆に執念を持って継続していけるため、多少の疲れなんて気にせず、来年も頑張っていけそうだと思っています。