小児科 すこやかアレルギークリニック

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2010年12月30日 更新

かかりつけの患者さんには申し訳ないと思いつつ、年末年始のお休みを頂いている最中です。

今年は開院以来、いろんな意味で一番忙しかったと思っています。当院は、患者さんを大勢集めて、流れ作業的な診療をやるつもりはありません。キチンと説明して、納得して頂けるような医療を心掛けているつもりです。待ち時間は長い方だと思いますが、大勢の患者さんにご利用頂いたと思っています。

私が若くないだけかもしれませんが、ちょっと体に疲れが残っているかなという気がします。休みの間に、なるべく疲れを取らせて頂こうと思っています。

実は柏崎のあるお宅に伺う予定があり、行こう、行こうと思っていたのですが、講演や学会の準備などでも忙しく、なかなか伺うことができずにいました。この休みの間に、ようやく伺うことができました。

伺う日にちは約束していたのですが、時間までは指定していなかったので、私が伺った時には留守でした。仕方なく翌日出直そうと思い、帰ろうと車を走らせました。すると500メートル程走ったところで、携帯が鳴りました。

ちょうど入れ違いだったそうです。ただ、私が訪れたことは分からないはずです。何故分かったのだろうと思ったら、隣の八百屋さんが私の車を覚えていて、こんな車に乗った人が尋ねて来たよと教えてくれたそうです。最近は、近所であっても他人に干渉しないような風潮があります。まだ人情味のある、人と人のつながりがあるんだとちょっと嬉しくなりました。

診療をやっていて思うことは、モラルについてです。症状が良くなっていないのに、同じ薬を出し続けられているケースは多いし、当院が「食物負荷試験」をやっていることを知っているのに、アレルギー検査のみで除去の判断をされているケースがほとんどだということです。他にもいろいろとありますが、医師と患者という関係ではありますが、患者さんは病気があって困っている訳です。

最近は、人に襲われそうになった時、「助けてー」と叫んでも、誰も助けてはくれません。下手に助けにいって暴漢に刺されてしまうかもしれないからでしょう。そんな時は「火事だー」と叫んだ方が人が出てきてくれると聞いたことがあります。

以前は困っている人がいれば、助け合うのが基本だったと思います。医師も困っている人(患者さん)を助けるのが仕事です。お子さんの症状を良くしようと、必死に通院しているのに、昨日の親子二代に渡って適切でない治療がなされていたことのように、大した説明もなく同じ薬を出され続けているケースによく遭遇します。決して“人助け”にはなっていないのです。以前は、その都度怒りが込み上げてきましたが、最近は「子どもを守るには、親が知識を持たなければならない」と言うようにしています。

熱い気持ちを持って医療をしている医師もいるのでしょうが、そうでない場合も少なくないように感じています。私も判断ミスをすることもあります。でも最短距離で症状を改善させようと努力はしているつもりです。また分からないことは分からないと伝え、その道の専門家に紹介しています。決して紹介しない医師もいるようです。

医療は高騰する医療費、高齢化社会に向けての医療の整備などいろいろな問題を抱えていますが、小児科の分野でもないとは言えません。患者さんや親御さんには、医療は人助けが基本であるという観点から、いま行われている医療を冷静になって見てみることをお勧めしたいと思っています。