小児科 すこやかアレルギークリニック

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ヒヤヒヤ、ドキドキ
2011年01月11日 更新

成人の日、起きて外を見ると快晴でした。

「それはおかしい」と思う方も多いかと思います。新潟は吹雪いていたからです。

この週末、福岡の勉強会に参加してきました。私の家では恒例行事になっているのですが、この福岡への旅に両親を同伴しています。九州は見所が多く、美味しい物も多いので、それを両親にも堪能してもらおうと思っています。

勉強会は土日に行われたため、日曜の午後から成人の日にかけて時間が取れます。今回は思い切って鹿児島に行ってきました。昨年のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬に引かれ、と同時に西郷隆盛も魅力的な人間だったと遅ればせながら知りました。鹿児島は大久保利通など他にも偉人が多く、是非とも鹿児島に足を伸ばしたいと思っていました。

それで10日(月)の鹿児島の朝は快晴でした。でも、10日中には新潟に帰らないと、11日(火)からの仕事に支障が出てきます。新潟は吹雪いているという情報もありました。朝起きて、鹿児島を後にしましたが、九州道をひたすらレンタカーで北上します。熊本から雪が舞いはじめ、福岡でも小雪が舞う天気でした。

アイフォンで飛行機の離陸状況をチェックすると、新潟空港は雪のため、午前中は閉鎖され、除雪に専念していましたが、午後からは運行が再開しているようです。16時発新潟行きの飛行機の予約を取っていましたが、天候の悪化も有り得るし、航空会社も万が一のことを考えて、ギリギリまで離陸しようか決めあぐねていたようです。

何と直前まで決定の判断が延期され、最終的にはたつ決定がなされたのは15時20分頃でした。ただ、非常に気になったのが着陸時の新潟空港の天候が悪ければ「羽田に進路を変えるか、福岡の戻ることもあり得る」ということでした。確かに仕方のないことなのですが、夕方の時点で福岡空港に戻ってきたら、11日の診療は厳しくなります。その場合、羽田に向かい、新幹線で新潟に戻ることや最悪の場合、休診も覚悟しました。

結局、新潟空港に無事に着陸してくれたのですが、ヒヤヒヤ、ドキドキで相当に肝を冷やしました。新潟空港に着くと、出かける前よりも積雪が増えており、滑走路以外は雪に覆われていました。確かに乗客の安全を考えると、判断は難しかったのだろうなと思います。

とにもかくにも、11日からの診療に支障が出なくてよかったです。8日を休診にしたために、多分多くの方に診察の予約を頂いていると思われ、休診は絶対に避けたかったので、ホッとしています。

肝心の勉強会の方ですが、休診にしてでも参加してきて良かったです。内容も盛りだくさんだったため、相当勉強になりました。一日目は恩師の先生が食物アレルギーの最新情報について講義して下さいましたが、自分の不勉強さを思い知らされました。

いつも言っている通り、食物アレルギーの診療は「食物負荷試験」なしにはできません。そういう意味では、専門医の非常に少ない新潟県では、積極的に「食物負荷試験」を実施している当院は、まともな診療をしているつもりです。確実な知識や経験も求められるため、それなりのレベルのことをやっているつもりでした。

しかし、恩師は日本でもトップレベルの先生であり、今回の食物アレルギーの講義は圧巻でした。自分がいかに勉強不足であるかを思い知らされ、当たり前のことですが、私のレベルとの格の違いを見せつけられました。と同時に、日本の第一人者の先生から直接指導して頂ける環境にあることに感謝しています。

言い方に語弊があるかもしれませんが、医療のレベルを上中下に分けると、恩師を上とすると、当院が中で、巷で行われてるアレルギー検査のみで食べられる・食べられないを判断される対応が下と言えるのかもしれません。同じ小児科医とは言え、やっていることが上から下まで差があるのです。

患者さんにしてみれば、かかりつけは先生であり、「正しい医療」をやってくれるはずと信頼を置いているはずです。その格差を埋めるために、食物アレルギーにもガイドラインが作成されているのですが、ほとんどの医師が守ってもいない状況です。

私自身も勉強し、成長しなければなりませんが、2011年も患者さん方が知らないこの医師間の格差を知って頂き、正しい食物アレルギーの知識を持って頂けるよう、啓発活動を続けて行かなければならないと気持ちを新たにして、九州から帰ってきました。