小児科 すこやかアレルギークリニック

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使えない小児科医
2011年08月15日 更新

夏期休暇を利用して、両親を旅行に連れて行っています。

今も、海外からネット経由で文章をアップしています。

10日が休暇前の診療の最後の日でした。先日も触れましたが、旅行の準備や10日に行われる講演の準備に追われ、しかも当院が休みに入る前に受診しておきたいという希望も多く、かなり忙しく、私自身もちょっと余裕のない状態でした(汗)。

ようやく10日を迎え、「今日を頑張れば」というところまで来ていました。朝ご飯を食べていると、普段は元気にご飯を食べる息子がちょっと変で、具合が悪そうです。熱を測ると、38.3度あります。またもう一つ心配事が増えてしまいました、午後から私も出かけなければなりません。

まずは、冷静に熱の原因を調べなければなりません。「舌圧子」という診察室にあるステンレス製ののどを診る器具はありませんので、子供用のスプーンを代用し、懐中電灯でみようとします。

娘が熱を出した時にものどを診たのですが、その様子を見ていた息子が自分ののども診てくれと催促していたのですが、今日に限ってとても嫌がり、のどすら見せてくれません。何とか診ると、いま巷で流行っている手足口病のような所見ではありません。よく見る風邪的なのどです。

普段、子どもたちの診療をしていますので、何が流行っているか、例えば、手足口病ならどういう経過を辿り、熱はどれくらい続くかなどは理解しているつもりです。普通の風邪の場合は、1日で下がってしまうケースもよく見ます。

そうなるであろうと思っても、実際に予想通りになるかは分かりません。よりによって“絶妙”なタイミングで熱を出してくれました(涙)。

私も不在になるので、妻は具合が悪ければ他の小児科に連れていくしかないと言います。“使えない”小児科医で申し訳なく思います。

かわいそうですが、緊急事態ということで検査の結果、ウィルス感染と判断しました。抗生剤も出さずに、出かけることにしました。これは「ひどい夫(小児科医)だ」と思われるかもしれませんが、ウィルス感染には抗生剤は効かず、「待つしかない」ので、不親切な対応とは言えないのです。逆に、抗生剤を出す方が不適切とさえ言えると思います。

早く回復することを願いつつ、出かけざるを得ませんでした。時々連絡を取っていましたが、翌日には元気な表情の息子の顔が添付画像に写っていました。熱は下がってきたようで、前日にはご飯を残したのに、食欲も出てきたようです。

これで、ホッとして現在旅に出ているという状況です。