10月1日に新潟市で「すこやか健康フェア」を開催しました。
私の恩師である福岡病院の柴田先生に来て頂いたのが最大の要因だと思いますが、多くの参加者に恵まれ、会を終了することができました。参加の方々はもちろん、ご協力頂いた「わんぱくアトピッ子クラブ」の方々、挨拶を快く引き受けて下さった新潟市民病院の上原先生、朱鷺メッセのスタッフの方にも感謝しています。
一流の講師を連れてくれば、「話を是非聞いてみたい」という親御さん、園•学校関係者は多いということがよく分かりました。学会や研究会は、普通は医師対象に行なわれるため、柴田先生の話は一般の方にはなかなか聞けるものではありません。
恩師で頼みやすく、「すこやか健康フェア」の意図をよく汲んで下さり、気持ちよく引き受けて下さいました。やる気があれば、地域啓発という目的であれば、日本の第一人者の先生は結構気軽に引き受けて下さるものだと思っています。
今後も存続させていきますし、基本的には私個人でやっているので、“小回り”が利きます。つまり、どこでどんな風に行なうかは、私が自由に決めることができます。今回の新潟市開催というのも、全くの私の独断です。
ただ、自分勝手に決めていると“独りよがり”になってしまうことを恐れています。それで「すこやか健康フェア」に参加して下さった方々にアンケートを行いました。どこでやって欲しいとか、どんな話を聞きたいとかを聞くことができれば、大勢のニーズに合わせることができるのです。
新潟市は人口が集中しており、食物アレルギー児の頻度は結構高いので、新潟市での開催は大きな意味があったと思います。アンケート結果を見ると「新潟市でまたやって欲しい」という意見も多かったのですが、一番多かったのは長岡市での開催でした。
食物アレルギーにおける「食べられる・食べられない」の判断は「食物負荷試験」によります。精力的に「食物負荷試験」をやっているのは、当院と新潟市民病院であることは間違いないと思います。実際、中越地方にそういった施設があることを望む声が聞こえてくるのも確かです。長岡市開催を望む声は、“心の叫び”と感じました。
当初「すこやか健康フェア」は上越でこだわってやってきましたが、現場のニーズを考えると、「もっと柔軟であれ」と思い、今回は新潟市での開催となりました。実は、来年は長岡市とひそかに心に決めていました。アンケートでもそういう結果となり、大手を振ってニーズに合わせることができます。
そうなると講師をどうするかも問題になります。柴田先生の話を聞いてしまうと、参加の方々の耳が肥えてしまい、講師の人選も慎重にやらなければなりません。押しも押されぬ日本の第一人者を連れてきてしまったため、次回も多くの方々に来て頂くためには、一流の先生を連れてこなければ納得してくれないのかなと思っています。
一流の先生は、お忙しいので早くから講師をお願いしておかないといけません。柴田先生にお願いしたのも確か去年の10月だったと思います。「すこやか健康フェア」は終わったばかりですが、第一人者を連れてくるには、来年の講師を早めに決めておかないといけないのです。
「すこやか健康フェア」は毎年10月の第1土曜に行なってきましたので、平成24年は10月6日(土)に開催します。先程も言ったように、来年は長岡市開催です。会場はこれから選定しますが、分かりやすくアクセスしやすい施設と思っています。
肝心の講師ですが、発表してしまいましょうか。相模原病院の海老沢先生です。本も沢山出されており、一般の方でご存知の方も少なくないと思います。実際、学会でも中心的な役割をされており、まぎれもなく押しも押されぬ日本の第一人者です。
私の患者さんで、実際にアレルゲンを食べるとアナフィラキシーを起こしてしまうのでエピペンを処方した患者さんがいます。園で誤食も有り得ます。逆に、その辺をよく分かっているお母さんが食事を与える場合は、問題が起きることは少ないのですが、勝手を充分理解していない園では、うっかり与えてしまうことも起き得ます。
最近は、園でも子どもアナフィラキシーショックを起こしてしまった場合、エピペンを打つことは認められています。園は子どもの命を守るために、最低限エピペンの使い方を知っておく必要があるとされています。しかし、未だに「医療行為だから」と時代の流れに沿おうとしない園があるのも事実です。
海老沢先生は食物アレルギー児を守るために、尽力されてきた先生なので、“時代の流れ”や食物アレルギーの心得を園や学校関係者の方々に分かりやすくお話し下さると思っています。
今回特筆すべきは、相模原病院の栄養士さんもお呼びし、ダブル講演としたいと思います。調理の工夫や栄養的な面をお話し頂ければ、海老沢先生には食物アレルギーの最新情報や園や、学校での対応に多くの時間を割いて話して頂けると考えました。
これから準備を進めていきますが、来年の第5回「すこやか健康フェア」にもご期待頂きたいと思っています。


