小児科 すこやかアレルギークリニック

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離島
2011年12月03日 更新

私は、特にアレルギーに関して、患者さんや親御さんがガイドラインに沿った診療を受ける権利を持っているにもかかわらず、適切に診断や治療を受けられていないことが多い現状を嘆いていますし、どうにかしなければいけないと思っています。

昨日も触れたように、患者さんに正しい知識を持って頂く努力をすべきだと思っています。佐渡は「佐渡島」であり、人口は63000人ほどあります。

移動に船を使わなければならず、陸地続きの所とは違い、気軽に当院を受診できる訳ではありませんので、こちらから出向いて正しい情報を持って頂けるよう働きかけるつもりです。島内では「食物負荷試験」はあまりやられていないと思いますが、そういう検査法があることは知る権利があると思いますし、それだけではなく、例えば卵がアレルギー検査で陽性であっても完全除去する必要はなく、逆にそれが食物アレルギーを改善しにくくしている可能性があること、卵殻カルシウムや乳糖など紛らわしい食品を除去する必要があるかなど、知っておくべきことは沢山あります。

佐渡に限らず、専門医のいない地域にも出向いて、情報発信をすべきではないかと思っています。

同じ離島ということで、新潟県には粟島という小さな島があります。佐渡に電話して、粟島に電話しないのはおかしいと思い、電話してみました。

島内には保育園が一カ所あるのみでした。アクセスも新潟市よりも更に北の、山形県の県境に比較的近い岩船港という港から1日2便がある程度で、もし行くとなると泊まりで行かなければならないことが分かりました。医院を休みにして行かなければならないということです。

それでも困っている子どもがいれば、何とかしたいと思い、粟島の保育園に電話してみると、少子高齢化が進んでいるのでしょうか。入園している子ども数も少なく、現在はアレルギーで困っているお子さんがいないという返事でした。それは結構なことです。

園児を対象に「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」が出ましたが、それを認識している園は県内には多くないようで、上越市周辺は認知が少しは進んでいるようですから、それ以外の地域を啓発していかなければならないと思っています。