頭の中は、今日のテレビ局の取材のことで一杯です(汗)。
18日の収録の時のように、何だかんだ言って終わってしまうのでしょうが、やはり終わってみないと落ち着かないものです。
最近、食物アレルギーの講演が立て込んで、全く余裕がない状況ですが、21日の取材が終わると、その次は22日の講演会になります。
市内の建設業者さんからアレルギーの話をして欲しいという依頼があったのですが、時間を見つけては少しずつ準備は進めていました。それがあっという間に直前になってしまいました。
事前に参加者に配る資料を用意しないといけないのですが、まだできていません…。取材が終わってから、ラストスパートで頑張ります。
さて、頂いたお題が「アレルギーとのつきあい方」。確かに慢性疾患ですので、医学が進歩した現在であっても、短期で治す方法はないし、未だに解明されていないことも多いのです。なかなか良いお題を頂いたと思っています。
対象は子どもに限った訳ではないようなので、大人でも聞けるように話を持っていかないといけません。大人のアレルギーはなかなか治らないのは現実でしょう。ぜんそくもアトピー性皮膚炎も治りにくいし、鼻炎や花粉症も治りづらいからこそ、この病気の有病率は増していき、国民の3人に1人はアレルギーを持っているという時代です。まさに“つきあい方”を知っておく必要があります。
ぜんそくは、吸入ステロイド薬が出ることでだいぶ治療しやすくなってきています。ただ、例えばご老人の場合、強く吸うタイプの吸入ステロイドは、上手く吸えないかもしれません。吸っているつもりでも、気管支に到達しなければ効果は出ません。ですから、効くはずの薬を使って治療しても改善が思わしくなければ、薬の問題ではなく、吸入の仕方に問題がないか確認する必要があるのです。
アトピー性皮膚炎も、皮膚の炎症を抑え込むようにする必要があります。中途半端に使うのが良くないと言われています。最近は、ステロイド軟膏をある程度積極的に使っていくプロアクティブ療法が推奨されているくらいです。
花粉症に関しては、免疫療法が期待できます。最近、話題の「経口減感作療法」ですが、もともとはスギ花粉症の患者さんにスギのエキスを薄めたものを注射して、徐々に濃度を上げていく「減感作療法」からヒントを得たものです。頻繁に医療機関に行き、注射をしてもらわないといけないので、仕事をする社会人には現実的にはそぐわない治療法と言わざるを得ません。
スギ花粉症の患者さんは多く、毎年スギ花粉の飛散するシーズンには外出を控えたり、ティッシュを肌身離さないようにしていなければならないなど行動が制約されます。布団も外に干せないことになります。こういう病気の唯一の根治が期待できる治療法と言えます。
食物アレルギーも、大人はソバ、甲殻類などが食べられない人もいます。私の知る限り、あまり大人では経口減感作療法がなされていないようです。大人の場合は、自分で分かって避けることができますので、「あまり積極的に食べなくてもいいかな」と考える患者さんが多いのだろうと思います。
花粉症の減感作療法は、注射からエキスを口に含む、痛みが少なく、通院頻度も減る方法が開発中です。それも7割程の有効性が確認されています。ただ、ぜんそくも吸入ステロイドが思った程効かない患者さんがおり、実はこの減感作療法も効かない患者さんもいるのだそうです。そういう研究が進んでこそ、アレルギーを克服する時代になれないのだろうと思っています。
日曜の講演の話のあらすじを、この場でしゃべってしまいました(大汗)。いやいや他にも注意点はありますので、その辺も取り込んで、それなりの話にしなければなりません。
多分取材が終わるのが夕方なので、それから頑張ってアレルギーとのつきあい方の話を完成させたいと思っています。


