小児科 すこやかアレルギークリニック

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“敵”
2012年01月20日 更新

18日にテレビ局の取材があり、ディレクターさんなどスタッフさんのご協力で乗り切ったことはお話ししました。

更に21日にも別のテレビ局から食物アレルギーに関する取材を受ける予定ですが、結構本格的な質問があるようです。つまり、やっと食物アレルギーにマスコミ等の目が向いてきてくれたのかなと思っています。

ちなみに、2年程前だったでしょうが、そのテレビ局が夕方のニュースで食物アレルギーの話題を取り上げたことがありましたが、その時にどういう訳か、どこかの調理学校の先生が食物アレルギーに対してコメントを出していましたが、「熱や酸を加えれば、アレルギーを起こしにくくなる」という話をしていました。

確かに卵や牛乳は加熱すればアレルギーは起こしにくくなります。しかし、穀類やナッツ類、甲殻類は熱を加えても抗原性は落ちないとされています。あと「酸を加える」ってどうしたらいいのか私には理解できませんでした。

多分、食物アレルギーに詳しくない方だったのでしょう。そんなんだったら「オレにしゃべらせてくれ~」と思っていました(笑)。

実際に、しゃべらせて頂けることになったのですが、食物アレルギーの専門医はほとんどいないので、不十分な指導を受けている子どもや親御さんも多いと思っています。それを修正できるのなら、もちろんその役を買って出ます。ただ、カメラの前でしゃべるのって、平気では話せませんから、私には荷が重いというか、気も重いのです。

19日も朝、医院に行くと、某市のある園から電話があったとのこと。

現在、当院のお膝元を含めて、3つの市でエピペンを各園で預かることが決定していますが、いつも言うように一番困っているのは園の先生方です。その園の先生の、重荷を背負ったような気持ちを少しでも楽にしてあげるには、打つべきタイミングやエピペンの扱い方を理解することが大切です。

どこも早いところ理解しておきたいとお考えのようで、私もその気持ちを察して予定を次々に入れていったら、今年に入って5回話すことになりました(汗)。もちろん、2回のテレビ収録は除きます。

電話を頂いた某市とは、3つの市とは別の市です。これまで私の講演に行ったことのない市でした。確かにそこからも患者さんは多く受診されていますから、私のことをご存知の方もいらっしゃったのでしょう。

再度電話を頂き、私が出たのですが、その市では食物アレルギーの対応に困っているとのこと。上越市もかつてはそうだったでしょうが、医師の言うことがバラバラで、子どもを預かる園が対応に苦慮しているのだそうです。

ちなみに、エピペンを預かることになっていることはご存知なかったようで、まず食物アレルギーの基本的な部分から積み上げていき、いずれは厚労省の意向に添って、飲み薬やエピペンを預かって頂けるよう、理解を深めて頂こうと思っています。日程は調整しますが、今年6回目になってしまいます。

以前、この場で、食物アレルギーの正しい知識を広めるには“敵”がいて、それは食物アレルギーに対する無理解だというようなことを書いたことがあります。時代が動いてきたのか、食物アレルギーに関する講演依頼が殺到!?しています。

私の“敵”は、「時間不足」に変わってきたのかもしれないと思っています。

これだけスケジュールが過密になると、正直疲労も溜まらないはずはありません。ただ、これがずっと続くとは思えず、一過性でしょうから、今が頑張りどころだと思っています。