小児科 すこやかアレルギークリニック

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2012年03月31日 更新

インフルエンザが急に減ってきて、外来が急にヒマになった医院さんもあると思います。

当院は、一般的な小児科さんとは趣が異なるようです。逆に忙しくなっています。

昨日も、70キロ離れた街から何人も受診があり、たまたまなのかもしれませんが、「ようやく私のやっていることが広まってきたのかな?」なんて思ったりしています。この広範囲なエリアの中で、「アレルギー科」を標榜する小児科は沢山ありますが、日本アレルギー学会が認定する「アレルギー専門医」は当院くらいです。

多くの患者さんが、既に「アレルギー科」を掲げる小児科に通っていますが、患者さんには本物を見極める目を養って頂きたいと思っています。大きな声では言えませんが、患者さんのためにも、いますぐ看板を下ろして欲しいところもあります。

近頃、当院を受診されている患者さんはこんな感じです。

1.食物アレルギーで相談に来られる患者さん
2.食物負荷試験を希望される患者さん(そんな人も出てきました)
3.食物アレルギーの診断書の記載を求める患者さん
4.他院で治療しても湿疹が良くならない患者さん(実はアトピー性皮膚炎が見逃されている)
5.アトピー性皮膚炎と診断されているが、指導に問題がありよくならない患者さん
6.他院で治療してもぜんそく発作を繰り返す患者さん
7.咳の長引く患者さん(ぜんそくが見逃されている)
8.花粉症の患者さん
9.じんましんの患者さん

初診の患者さんも多いので、これまでの経過を丁寧に聞いたり、説明するのに時間がかかります。アレルギーの診療に“3分診療”は有り得ない、と思って頂いて構わないと思います。待ち時間が長いせいか、一時当院を離れた患者さんが、久々に再診されるケースも結構あります。春休みで、学校や園を休ませずに受診できるというものあるのだと思います。

アレルギーの体質が強いと、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーがあり、のちにぜんそくを合併してくることが多いのですが、既に3つの病気がそろっている患者さんには3つ分の説明が必要になります。食物アレルギーで相談に来られても、かなりの確率でアトピーが見逃されており、その辺の説明も省く訳にはいきません。

更に転居に伴い、治療の継続が必要と判断されれば、紹介状を書いています。カルテを見直し、ここ数年の当院での受診歴を確認して、その流れを確認しないと書けないので、意外と手間がかかります。

話は変わりますが、時々ネットでアレルギー関係の病院のホームページを見たりしています。私と同じ開業医の立場ながら、アレルギーがご専門の先生のブログを見たら、同じようなことが書かれていました。

やはり新年度と言うことで、食物アレルギーなど診断書を求める患者さんの受診が多く、書類を記載するには詳細な問診も必要で、一人当たりに時間がかかると書かれていました。食物負荷試験もやられているそうで、昼休みを取る時間もなく、トイレ以外8時間ずっと診療としゃべりっぱなしなのだそうです。「うちと同じじゃん」と思ってしまいました。

新潟にはアレルギー専門医が少なく、こんな良心的でハイレベルな診療をしている小児科はほとんどいません。私の日頃やっていることが新潟県内では、やや特殊な感じになっているのかもしれませんが、全国に目を向ければ、アレルギー専門医はプライドを持って、こんな感じでヘトヘトになりながら診療しているんだなと痛感しました。

あまりに忙しいと、地元を見回しても「何で自分だけ」とつい考えてしまいますが、自分だけではないと勇気づけられます。明日から4月で、また講演ラッシュに突入します。多忙な診療に加えて、講演などの院外活動もやらなければなりません。ネットを通じて全国のアレルギー専門医の先生の努力を感じつつ、私は私で頑張っていこうと思っています。