小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

春本番
2012年04月21日 更新

当地もようやく気温が上がってきて、春らしい気候になってきました。

遅れていた桜の開花も一気に進み、先日紹介した高田公園の桜も今週末がピークだろうと思います。そんな一方で、今週水曜の午後に、隣の市に食物アレルギーの対応についての講演に行きましたが、雪深いところなため、まだ雪に覆われた田んぼも目立ちました。

いわゆる季節の変わり目なため、体調を崩しやすいのかなと思っています。

当院はアレルギーのクリニックというイメージが強いせいか、他の小児科でよく見かけるような鼻風邪くらいの受診は少ないと思います。ただ、最近はアレルギーのない患者さんも目立ちます。

いずれにしても、日頃診療していると「最近、風邪症状の子が多いな」などといった印象を持つことがあります。最近感じるのは、インフルエンザは減ってはいるものの、まだしぶとくBが残っているということ、胃腸炎もダラダラといるということ、溶連菌も結構見かけます。

それと同時にアレルギーに関して言えば、ぜんそくの調子の悪いお子さんを見かけるし、アトピー性皮膚炎の悪化している子も少なくないと感じています。

感染症の場合は、周囲に感染症のウィルスや菌がいるから、もらってくるのであって、理由なんてありません。流行っているから、どこからか感染したと捉えるしかありません。

アレルギーはアレルギーで、もしぜんそくやアトピーの悪化する患者さんが増えたり、目につくとしたら、何かしらの悪化要因があることになります。

ぜんそくは、春や秋など寒暖の差が大きな時期に悪化しやすいとされます。土曜の最高気温は19度、最低は6度と予想されており、結構な差があることに気付かされます。ここで二つパターンがあり、寒暖の差のみで発作を起こしてしまう場合と、寒暖の差で風邪を引いてしまい、発作が誘発されてしまう場合があると思います。後者の場合は、風邪が治ってくると、咳も減っているという経過を辿ります。

11月から2月くらいでしょうか、アトピー性皮膚炎が悪くなったという患者さんが増えました。これは湿度の低下に伴い、皮膚が乾燥することでアトピーが悪化しているようです。これは例年、この時期に多くの患者さんが悪化するので、アトピーの患者さんを多く診ていれば実感できます。

最近は、冬場に比べれば湿度は上がっているはずです。それでも明らかに悪化しているというお子さんが目立ちます。肩や腰など体幹の皮疹が特に悪化しているように感じていますが、原因は「汗」だと考えています。

日中は過ごしやすい季節になってきたため、体育も外でやることも増えてきていると思います。新潟は冬が長いため、子ども達もここぞとばかりに思い切り体を動かすのでしょう。赤ちゃんよりは幼児、学童期のお子さんが悪化しているようで、私の推測は100%そうではないかもしれませんが、少なくとも、当たらずとも遠からずなのだろうと思っています。

慢性疾患を扱っていると、真面目に治療しているのに悪化してしまうと親御さんも「何でうちの子だけ」と思う方もいらっしゃいます。日本人的な発想かもしれませんが、「最近は他のアトピーの子も悪化している子が目立つ」、「汗が原因なのだろう」といえば、納得し、汗の始末を心掛けてみようかと前向きに捉えることができると思っています。

気の重い冬からウキウキしたくなる春になってきましたが、冷静に患者さんを診ていくと方針は崩さずに対応していきたいと思っています。