小児科 すこやかアレルギークリニック

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すこやか健康フェアを振り返って
2012年10月09日 更新

6日を休診にして、長岡市で「すこやか健康フェア」を行なってきました。

昨日も触れましたが、予想を遥かに超えるご参加を頂きました。ただ、至らぬ点もあり、一番は講師の先生のスライド原稿をもとに印刷した資料が足りないという失態(嬉しい誤算)をしでかしてしまい、ご迷惑をお掛けしました。

資料をもらえずに、会の最後に書いて頂いたアンケート用紙に住所を書いて頂いた方には不足分を印刷し、郵送させて頂くつもりです。

海老澤先生の一般の方向けの話を聞くのは初めてのことでした。学会で、医師向けの話はしょっちゅう聞いています。先月の小児アレルギー学会でも伺ってきました。

当然のことですが、聞く対象が変わると話の内容が変わります。医師ならある程度の知識を持っていることを前提として、専門用語も頻回に出てきます。一般の方向けとなると、平易な言葉を使い、ゆっくりめに話す必要が出てきます。話のスタートはまさにそんな感じでした。私の場合は「これくらいは知っているだろう」なんて勝手に思って、すいすい話を進めていることもあるかもしれません。反省しなければならないと感じました。

参加者の中でも、ある程度知っている人と、そうでない人が含まれます。いかに多くの方々に分かってもらうかがポイントなのです。最初は、正直「こんなゆっくりで制限時間内に間に合うの?」って心配する程でした。

途中でスピードも上がっていくのですが、確かに「食物アレルギーとは何ぞや」ということを分かってもらった上で、話を進めていくので「さすがだな、勉強になりました。」って感じです。

いろんな話が凝縮されており、「お腹いっぱい」という程のボリューム満点の話をして頂きました。園や学校での食事の対応などにも踏み込んで頂き、エピペンの話も出てきました。保育所でもエピペンを預かり、投与は30分以内に使用する必要性など、私が長岡市の対応に遅れを感じている部分の話もして頂きました。

その後、栄養士の林先生にバトンタッチし、食物アレルギー児の食事の工夫についてお話し頂きました。アレルゲンの除去となると、足りなくなるものが出てきて、その補充を考えなければなりません。医師のそれとは異なる目線で解説して頂きました。

途中、当初はなかったトイレ休憩を入れたりしました。これまでのすこやか健康フェアは講師の先生がお一人でしたので、今回のように二人となるとこういう必要性も出てきます。

今回、“希望的観測”もあり、大きな会場を確保しておいて良かったなと思いました。昨年、新潟市の朱鷺メッセで開催した時よりも部屋が大きかったようで、昨年の会場だったら200人は収容できなかったはずです。

ただ会場が大きくなると、後の方はスクリーンが見えづらくなってしまうという課題も出てきました。

私としては、自腹を切って日本の第一人者の先生に来て頂き、一人でも多くの食物アレルギーで困っている方々に正しい知識を持って頂きたいと願っています。今回はわんぱくアトピッ子クラブさんや長岡市や柏崎市在住の患者さんにもお手伝い頂き、健康フェアの宣伝活動をして頂いた訳ですが、ご協力を頂いたお陰で、多くの方にご参加頂けたことは喜ばしい限りです。ただし、会が大規模になれば、それはそれで課題が持ち上がってくるのでしょう。

当院で診ている患者さんは、上越地方の患者さんが多いのは当然です。本当なら地元を中心に開催するのが良いのでしょうが、上越は新潟県内の他の地域よりは、園や学校の先生方の意識が高いのは間違いなく、本来自分の手に負えないと医師が専門医に紹介するのが筋ですが、そういうことは期待できず、園や学校の先生が見るに見かねて、当院受診を勧めて下さいます。他にも専門医がいないような地域の方が圧倒的に多いので、場所を移しながら開催して、県内全体のレベルアップを図っていくのがいいのだろうと考えています。

例えば、敢えて名前を挙げますが、新発田市などでもいずれは開催したいと思っています。伝え聞く話では、患者さん達もあまり恵まれている環境ではないようです。そこでの開催となると、当院の名前すら知らない方も多いでしょうし、宣伝活動も当院から離れ過ぎていると困難と言わざるを得ません。大規模になり過ぎる弊害もありますが、せっかくやるなら遠路でも成功させたいという欲も出てきます。遠隔での開催となると難しい部分も出てきます。

9日からは当院ではインフルエンザの予防接種も始まります。余韻に浸っている余裕もなくなります。週明けに、今回の健康フェアの課題をスタッフ達に挙げてもらい、今後に役立てたいと思っています。

今回、参加者の方々に書いて頂いたアンケートを元に、来年の開催地と講師の先生が決まりつつあります。「早っ」とお思いでしょうが、日本の第一人者をお呼びするには、早めにスケジュールを空けておいて頂く必要があるのです。

今回、大勢の方々にご参加頂き、感謝しています。興奮冷めやらぬ中、冷静に次回の健康フェアの戦略を練らなければなりません。来年以降も、すこやか健康フェアにご期待頂きたいと思っています。