日曜日は、4時起きでした。
東京で製薬会社が主催するアレルギーと予防接種の講演会があり、参加しようと思ったからです。今年はずっと忙しく、ゆっくり過ごせた休日もあまりなかったので、参加しないのも手でした。自分の中で疑問に思っていることを解決したくて、参加することにしました。
そんなに早起きした理由は、車の運転が好きなので、車での東京行きを目論んでいました。9時半がスタートなので、遅くとも5時前には出発する必要がありました。頑張って運転し、9時頃に会場の都内のホテルに到着しました。
今回の内容は、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、予防接種、あとぜんそくの最新情報であり、これらを手短かにレクチャーしてもらえるというものです。
予想通り、アレルギーが中心の講演会だから行きたいと考えたのですが、先ほど述べた解消したい疑問点とは、予防接種についてでした。
日本小児科学会がこの4月に推奨する予防接種のやり方を公表しました。私が注目したのは、水ぼうそうもおたふく風邪も1歳を過ぎたら、まず1回接種し、水ぼうそうは1歳代で、おたふく風邪は5歳過ぎに2回目の接種を推奨していることです。これらは公費ではないので、保護者の負担となりますが、1回接種してもかかることもあり、2回接種でキッチリと発症を予防しようという意味合いがあります。アメリカを見習ったのだろうと思っています。
そういう方向性が示されたためだと思いますが、最近、水ぼうそうやおたふく風邪の予防接種の希望者がやや増えた気がします。すると、こんな質問をされることがあります。
例えば、5歳くらいのお子さんが、水ぼうそうやおたふく風邪の予防接種をしておらず、「やっぱりやっておきたい」と希望されることがあります。ある程度大きくなってからの接種となるのですが、2回目の接種をするかどうか、するならどのタイミングでということが分からなかったため、日本の第一人者の先生にお聞きしたいと思ったのです。予防接種のルールを作っている側の先生です。
その答をちゃんと聞いてきました!。日々診療していると、疑問に思うことって結構あります。私が思うに、開業医は誰も「先生のやり方は間違っている」とは教えてくれなので、学会や研究会などで疑問点を解消する努力が必要だと思っています。
患者さんに質問され、分からないと誤摩化す医師もいます。私も含め、反省すべき経験のある医師の方が多いと思います。名は通っているのに、小児の分野の様々な病気に対し、ビックリする程、低レベルな医療をしている医院さんもありますが、そういうことを繰り返した結果なのだと思います。“反面教師”でやっているつもりです。
アレルギーの話が中心でしたが、この予防接種の話も勉強になりました。今回の講演会は、講師の先生の話が比較的短時間で設定されていました。つまり、的を絞った話が聞ける訳です。
子宮頸がんワクチンの失神とロタウィルスのワクチンについて、詳しい話が聞けました。子宮頸がんワクチンについては、ご存知の方もいるかもしれませんが、10代の患者さんに接種後に意識を失うケースが比較的多く報告されています。アナフィラキシーショックも、場合によっては意識消失も起こします。その区別のポイントも聞いてきました。
ロタウィルスのワクチンも、「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類がありますが、先行発売の「ロタリックス」は既に当院でも採用しており、2回接種です。比較的最近になって発売された「ロタテック」は3回受けなければならないのですが、効果のあるウィルスの型の幅が多様となっています。ちょうど、子宮頸がんワクチンの「サーバリックス」と「ガーダシル」の違いのような関係です。
学んだことに関しては、患者さんに自信を持って説明することができます。私の気付いた範囲では、新潟県から参加した小児科医は数える程でした。勉強する機会を与えられたのだから、貪欲に参加したいものです。
その他の話についても、機会があれば触れたいと思っています。折角の休みとは言え、強行軍でしたが、行って良かったと思っています。


