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救世主
2012年12月21日 更新

あっという間に、今年の診療も1週間になってしまいました。

診療と啓発活動に力を入れていましたが、今年は積極的に外に出ていったため、身体が一つじゃ足りないくらいでした(笑)。でも、その分やり甲斐もありました。

地元上越ではインフルエンザが発生し始めています。食物負荷試験も地道にやってきましたが、もうじき休止になってしまうかもしれません。

インフルエンザが流行期に入ると、医院での滞在時間が長くなる負荷試験は、院内感染の原因になり兼ねません。これは例年そうしているのですが、流行期のみ、負荷試験をお休みさせて頂いています。

今年からインフルエンザの登園基準が見直されました。解熱してから3日以上経過しており、かつ発症から5日以上経っているという条件を満たす必要があります。これまでは、タミフルなどの抗インフルエンザ薬で力ずくで解熱させ、それで登園して良いということだったので、まだウィルスをばらまく感染源になっていた可能性もあった基準が改訂された格好です。

そのお陰で、インフルエンザが大して流行しなかったなら、負荷試験を続けることができます。市外などから雪道を運転して負荷試験に来られるのも心配ではありますが、確実に負荷試験の知名度が上がり、ニーズも増してきているようなので、負荷試験はできれば休止したくはないのです。

現時点で、いつから負荷試験を休止するかは決まっていません。このまま冬休みに突入してしまうため、園や学校での流行拡大は一旦弱まると思います。いつまで負荷試験を実施できるかは、またこの場で告知したいと思っています。

ここ最近は、駆け込み需要ということなのか負荷試験は結構忙しいです。それでシロクロつけられる訳ですが、多くの患者さんが食べられることを確認して、笑顔で帰られます。

先日、牛乳アレルギーのお子さんに牛乳200mlを負荷することにしました。ヨーグルトも少し食べており、この試験をクリアすれば、牛乳アレルギーを卒業することになります。

勝算はとても高いと踏んでいました。ところが、初っ端からつまづきました…。

牛乳を「臭い」と言って飲んでくれないのです。持ってきた牛乳が臭うのではなく、その子にとって初めて飲むもので、飲み慣れておらず、きっと本人が慎重になっていることもあり、飲むことを拒否されてしまったのです。

これが負荷試験にとって、一番の「敵」なんだろうと思います。飲んでくれないことには、検査が進まないのです。

できれば、牛乳を飲んでもらいたい。それにはどうしたら良いか…。

悩んだ結果が、画像のものです。「ミルメーク」というもので、私も子どもの頃に給食で出てきた記憶があります。冷たい牛乳に、混ぜると即席で「コーヒー牛乳」が出来上がり、結構好きでした。そんなものがないかと、母から近くのスーパーから買ってきてもらったのが、このイチゴ牛乳に変えてしまう「ミルメーク」でした。

作戦は見事にハマり、飲んでくれました!!。最終的に200mlを飲んでくれ、牛乳アレルギーを卒業できたことが分かりました。飲めなければ、“卒業延期”になっていたことでしょう。

「救世主」出現に湧いた負荷試験でした(笑)。