小児科 すこやかアレルギークリニック

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大丈夫
2013年02月07日 更新

昨日は、雪の降る中、160キロ離れた街まで出掛けてきました。

新潟は、例年ですと2月上旬にはかなり雪深いのですが、今年は路面に雪がありません。いくら雪国の人間で、雪道の運転には慣れているとは言え、160キロの長距離ドライブを路面に雪があるとないでは疲労度が全然違います。

あいにく朝から雪まじりで、それだけの距離があると道中路面が真っ白な箇所もありました。何とか無事に往復320キロを走破してきました。

食物アレルギーの話は慣れているとは言え、例の死亡事故以来、初めての講演であり、若干私の話すスタンスも異なる気がします。

どういうことかと言うと、食物アレルギーが最悪のケース、死亡することが明らかとなりました。学校や園側もこれまで以上に本腰を入れなければならなくなり、言い方に違和感はありますが、「子ども達の命を守る」ということを考えて、対応する必要があると思います。

ヒューマンエラーと言って、誤食はどんなに注意をしても起きますし、最悪の事態を想定した対応をいつでもできるようにしておく必要があります。それをしておくかどうかで、今後大きな差が出てしまうのだろうと思います。

先日の朝日新聞の記事にも出ていましたが、何県で誤食の事例があったと数件が表示されていました。残念ながら、これは氷山の一角であり、新聞沙汰になっていないだけでしょう。

今回の調布の死亡事故のように、患者さんが最重症でなかっただけで、学校側が完璧に対応したというよりは、患者さんの病気が軽くて、そこまでに至らなかったと考える方が無難だと思っています。キチンと対応できる学校はまだまだ少ないでしょうし、学校側を指導できる医師もそんなに多くはないと思っています。

ひと通りお話しさせて頂き、エピペンの練習キットを使っての実習もやりました。最後にその市内の校長先生から締めの言葉を頂きました。その学校には、この春にエピペンを持ったお子さんが就学するそうです。

話の中で、エピペンを所持したお子さんが入学するため、より関心を持つに至ったことを正直に話して下さいました。また今回の死亡事故は、この校長先生にも大きな衝撃であったことは想像に難くありません。「子ども達を守るために、勉強しなければならない」という話をされていました。

いろいろな学校に直接出向き、アナフィラキシー時の対応の話をしていますが、正直学校でも温度差を感じます。校長先生の話を聞いて、「この学校は、大丈夫」そう感じました。